もくじ
北京五輪には反対しない人達
昨年、日本で夏季オリンピックが開催されるか否かの時は、あれだけ
『世界はコロナ禍というのにそんなことをしている場合でない‼️』
と必死で開催反対を訴えていた人達は、今、変異株が大変だと騒いでいる中にあっても一言も声をあげない現象は不気味でしょうがない。
夏はダメで、冬はいいの？
いや、違う。
コロナだからというのは詭弁だったことがよく分かる。
開催国がチャイナだから言わないのだ。言えないのだ。
ウイグルに光を当てる
この不気味な現象が日本では起こっており、政治家でもはっきりと物申せる人がいない不甲斐なさだが、アメリカでは、トランプ政権下で国務長官だったポンペイオさんが
『ウイグル弾圧は現代のジェノサイドだ』
と北京五輪のボイコットについて今でも声を上げ続けている。
私がウイグル問題に興味を持ち始めたのは、おそらく１０年以上前になるかもしれない。始めはチベット問題に興味を持った所から派生していったと記憶している。
その時はウイグルという言葉を使って訴えても、アメリカ人は目を丸くして、何のことか分からないという感じだった。
今は問題の深刻さはそこまで共有されていないとしても、言葉は知っている人が増えた。
我が家ではウイグルの悲劇は当たり前の様に共有できる話題だが、日本ではどうなんだろうか？
この辺りが肌感覚で分からないのだが、やはり大多数の人は知らないか、興味がないのではないだろうか。
日本の領土、領海がほぼ一年中、侵されているという現実を考えても、日本人も決して人ごとではないという意識を持ってもらいたい。
ウイグルの悲劇
ウイグルで起こっていることは、超管理社会と民族淘汰だ。
各家庭の男性は”職業訓練所”と呼ばれる事実上は洗脳隔離施設に無理やり連れて行かれ、主人がいなくなったウイグルの家庭には漢民族の男があてがわれ、同居する事になる。
その男が事実上の新しい主人となり、その男との子供をたくさん産まされる。
また、各家庭はカメラや盗聴器で常に監視されているので家族間での自由な会話も制限される。
また、近所密告制度により、同じ村内でお互いを監視させられている。
東欧でやったことの焼き直し
私は、これらのウイグルで起こっていることは、旧ユーゴスラビア圏で起こっていた民族淘汰のやり方ととても似ていると思う。
奇遇にも私はこの旧ユーゴ圏から移民としていた来た家族と知り合いになることが多いので、どれだけ悲惨な状況から逃げてきたかというのは聞いていて、あの地域は興味の対象だった。もしくは日本で旧ユーゴの独裁者が死刑になった時の映像を見た時の衝撃が強かったので元々、興味があったのかもしれない。
さて、何が似ているかというとセルビアで起こったイスラム民族に対する民族淘汰のやり方だ。
独裁者チトーはクロアチア出身（カトリック）だが、すぐ隣のセルビアは東方正教会の国なので、セルビアは敵視されていた。
チトーは元々セルビアの領土だったコソボに隣のアルバニアからイスラム教徒を入植させたりすることで、セルビア虐めをしていた。
チトーがいなくなった後、次はセルビアが強くなり自主権を持つようになったので、巻き返しのような形で、ボスニア・ヘルチェゴビナやコソボから移民してきたイスラム教徒を追い出すようになっていった。そのやり方がとても恐ろしいやり方だった。
公開レイプをしたり、敵対するイスラムやクロアチアの家庭に押し入り、女をさらい、慰安所施設のように変えたホテルや病院でレイプすることで子供を孕ませていたのだ。（正に戦争犯罪）
なぜそんな事をしたかというと、イスラム人たちをセルビアから立ち退かすために一番、有効だったからだ。女性を妊娠させたら、臨月まで拘束し、臨月を過ぎたり、もしくは乳飲み子を連れた形で、開放された女性たちを各家庭に返す。
ご存知の通り、イスラム教では「異教徒と交わってはいけない」という強い戒律があるので、異教徒の子供を孕んで帰ってきた娘をどのように扱っていいか分からない人達は、そのコミュニティにもいづらくなって違う土地に逃げていく。
そういうことを民族を追放するための手段としてやっていた。これは紛争後には、セルビアの戦時下での性犯罪として、大統領や軍司令官は国際法廷で裁かれている。（現在も終身刑で服役中）
及び腰の日本政府
セルビアは隔離施設に女性を監禁し、子供を産ませていたが、ウイグルでは男性を自宅において異教徒の子供を孕ませている。
場所や方法が違うだけで、やっていることは同じで、民族淘汰をやっていることに変わりはない。
また、習近平は
「宗教的な過激思想を持った暴力的なテロリストは根絶しないといけない。ウイグル族の暴力的な活動は癌細胞のように増殖し続ける。彼らは過激思想や暴力テロ思想のウイルスに感染している。再教育が必要だ。捕らえられるべきは全て捕えよ。」
と公言していることは、イギリスが様々な証言に基づいて明らかにしている。（こういう面ではいつもイギリスが良い仕事をしてくれている）
こそこそやっているわけではなく、堂々と発言しているのだ。
セルビアの場合は、国連が刑事裁判所を開いて、大統領や軍司令官を断罪した。
今、望まない異教徒の子供を産ませるという恐ろしい犯罪を現在進行で行っているチャイナに対しても、国際法の平等性に基づいて同じように裁判するのが筋なのではないか。
しかも、セルビアの大統領は公言はしていなかったが、チャイナの場合は国家主席自身が命令しているという証言が出てきているのだから罪を認めているようなものなのにだ。
この様な実態を知らないわけではないのだから、日本はためらいなく非難決議を出すべきなのに、あの岸田総理率いる日本政府の及び腰は一体、何なのだろうか。
いまだ小国であった日本が世界で初めて「人種差別撤廃」を訴えた輝かしい過去はどこに消えてしまったのだろうか。
追記：偽装保守の存在
ツイッターなどのSNSでこういったウイグルの話をすると、必ずといってよい程、私がデマを拡散しているという攻撃が来る。今まで何度もそういう攻撃を受けてきたので傾向を分析すると、集団でやっていることが分かる。そして彼らは日本語を使っている。
また面白いことに、反日というよりは普段は保守っぽいことをつぶやいている人達だということだ。ツイッター上でも偽装保守というものが暗躍している。プロフィールやアイコン写真を愛国っぽくしていたり、万人受けする拉致被害者奪還などという文言を入れて門戸を解放しているが、思想はそれとは程遠い人達ということがしばらくしたら分かって来る。
そういう人達のフォロワーを見ると私と相互だったりすることも多い。直接的にその人達に注意することはしないが、そういう存在がツイッターには多いことは知っておいて欲しいし、自分自身で気をつけて欲しい。さて、今回はどんな人達が来るだろうか。
【今回は『ウイグル問題は決して人ごとじゃない 』について語っていきました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
沢山の方にシェアしたり、活動へのサポートを頂けたら励み💪になります！】
