もくじ
メディアの洗脳に知らず知らずにかかる
トランプ大統領の出現で主流メディアのフェイクニュースという言葉が日本でもすっかり定着したようだ。
アメリカだけではなく、日本のメディアではそのトランプを今でもおつむの弱い狂ったおじいさんという扱いでトランプ批判を流し続けている。
人相が悪い顔の時や嫌味を言っているような時だけを切り取って繰り返し放送するので「あの人の顔が嫌い」とか「性格が悪そう」と言って、はなから毛嫌いする人もいる。
実は私の母親がその典型的な人間だ。
これがいわゆるメディアの洗脳というものだ。
この洗脳の魔法に大衆は知らず知らずのうちにかかっている。
この人達はトランプ大統領が一体、何のためにあの年齢で大統領選に打って出て、大統領になった暁には何をしようとしているのかを全く理解できていないし、想像しようともしないだろう。
アメリカの黒歴史
このことを理解するにはまずアメリカの黒歴史を理解しないといけない。
これに関しては知る人ぞ知る馬渕睦夫元ウクライナ大使の右に出る者はいないと思っている。大使として数々の外国に勤務しておられたからこそ見えたその歴史観は少し前までは全く受け入れられないものだったかもしれない。
しかし、これからは馬渕大使の世界史観が急速に世界に広がりを見せていくと思う。
大使の話を初めて聞く方は突然、何かで頭を殴られた感じになるので、
一体、この人は何を言っているのだろうか?
巷によくいる怪しい陰謀論者の一人なのではないか?
と感じる方が多いかもしれない。
しかしある程度、世界の裏構図が見えている人間が聞くと、何もかもに納得がいく話であることは言っておきたい。
メディアの洗脳というのはメディアが作られた時点から既に始まっていた。というよりメディアは元々洗脳機関のために作られたといってもよい。
アメリカで作られた時からそうなのだから、そこに支配されている日本のメディアも同じ構造であることは言うまでもない。
100年前に既に指摘されていた
今から既に100年前に
と指摘した人がアメリカにいた。
理想主義者で素晴らしいと学校では習うアメリカのウィルソン大統領の下で働いていた広報委員会のメンバーのエドワード・バーネーズという人物だ。
いわゆるプロパガンダ機関と言われる広報委員会でバーネーズと一緒に働いていた人の中には有名なウォーターリップマンがいる。この男はジャーナリストとして権威のあるピーリッツア賞を二度も受賞しておりジャーナリストの鏡と言われていた。
さてこのような機関で働いていたバーネーズの”プロパガンダ”(日本語翻訳語「プロパガンダ教本」)には驚くことにこんな言葉がある。
アメリカのような民主主義社会の中で重要なことは、国民が持つべき意見を、それと知られることなくコントロールできるのが真の支配者だ。
つまりアメリカの真の支配者は大統領ではないと含蓄されている。
大衆がどういう意見をもつべきかをコントロールできる人が目に見えない統治機構を構成していると堂々と公表している。
これが、今でいうDEEP STATEディープステイト(深層国家、国家内国家)だ。
目に見えない統治勢力が、国家にまずすることはメディア、評論家を通じて民衆が持つべき意見を彼らの意思にそぐうように扇動していくことだ。
日本の新聞は朝日から産経まで、地上波の全てのテレビの全ては我々を洗脳するためにある。もともとテレビなど典型で手法も含めてアメリカから輸入されたものなのだから当たり前だ。
ニュースを見て怒ったり、悲しんだりする時はまずそのように扇動されていると思った方が良い。
言論の自由があると信じられているアメリカ、日本、ヨーロッパにおいてもそれがないということを示唆している。
見ている人の頭づくりをしている人達が真の支配者、メディアを所有している者ということだ。
多くの人はそれに気付いていない。
しかし多くの人が気付けばメディアの存在価値がなくなっていくことになる。
世界の戦いの構造
世界でメディアを支配するディープステイトとそれに反対する人達の戦いが今起こっているが、それをメディアを決して伝えない。当たり前だ。メディアを所有しているのがディープステイトだからだ。
ただトランプは大バカ者だとか、彼の取り止めのないスキャンダルや、ロシアのプーチンは悪者だというイメージ報道ばかりする。アジアでは中国の経済が伸びると大々的に宣伝する。
イギリスのEU脱退や、フランス、ドイツでの移民反対デモなど、今、世界で起こっている大きな流れは、このディープステイトと各国ファーストとの戦いだ。
齢70になってから大統領に挑戦したトランプは一つの明確な哲学の下で働いているが、彼が何をやろうとしているかはメディアは絶対に伝えない。
CNNやアメリカの主流メディアは徹底的に大々的にトランプ降ろしをやっている。
就任前からやっていたし、大統領になって100日間が過ぎる前から、今もずっとその姿勢は一貫して変わらず、
ウィルソン大統領以来ずっとアメリカを支配していた勢力から政治を人民に取り戻すというのが彼の政策目標だからだ。
ワシントンの政治ピープルから(大統領の影に隠れてアメリカや世界を支配していた)からアメリカ国民にアメリカを返すということをやろうとしているからだ。
次回にはこのディープステイトが実際にどのようにアメリカの金融を牛耳っているかを書きたい。