もくじ
右も左もアメリカが好き
アメリカ人に
「日本が大好きだ」
と言ってもらえるのはとても嬉しいことなのだが、わたしは同時にとても複雑な気持ちにもなる。
アメリカは小さい時から愛国教育を施すのでその時の「大統領が大嫌い!」(今だととても分かりやすくトランプ)と言ってもアメリカ万歳には変わりなく、左翼も右翼も関係なく国旗と国歌に愛着も持っている。
勿論、アメリカと言えど広いので、例外的な都市はあるにせよ、大抵の町では休日には必ず国旗が上がるし、家の前に飾る人もたくさんいる。
まさに
という表現がぴったりな感じだ。
日本人の私からしたらその数が多すぎて圧倒されるほどだ。
しかし、同時に私はその様子を見て、いつもとても羨ましく思う。
日の丸が右翼の象徴にされる日本
日本では何故か日の丸や君が代が右翼の象徴だとレッテルを貼られ、普通の日本人でもそのような悪いイメージを自然に刷り込まれて育っている人がとても多いように見える。
日教組の強い学校ではまるで悪いものの象徴のように教えている教師もいたり、学校自体で日の丸の掲揚拒否をする学校まである。
自身が通っていた学校では音楽の教科書の一番後ろにある「君が代」の歌詞の上に校歌の紙を貼るように指導されたとツイッターでも教えてくれる人が多い。
君が代を歌ったことがなかったとか、大人になるまで聞いたことが無かったという驚きの意見もたくさん寄せられた。
私の学校では幼稚園から高校まで当たり前のように日の丸が風にたなびき、君が代も全員起立で堂々と歌っていたので、それらの意見は私にとっては衝撃の事実だった。
羽生選手の凱旋パレード
しかし、羽生結弦選手の冬季五輪後での大活躍後、彼の地元の仙台で行われた凱旋パレードを受けての左翼メディアの酷い報道でよく分かった。
パレードで羽生選手に「ありがとう」や「おめでとう」の声援を贈るために集まった多くの人々に、日の丸の小旗が配布されるということを受けて、リテラという左翼ポータルサイトは
とまで揶揄して、羽生選手の五輪二連覇をたくさんの日の丸で迎えることを徹底的に批判していた。
これでまた、左翼は
がはっきりしたと思う。
あの人達が嫌がることは、つまりは日本にとっては良い事だとしたらとても分かりやすいだろう。
我々はもっともっと堂々と日の丸を振ればよい。
日本人が総意として、他国がそうであるように、日の丸と君が代を当たり前のように誇りを持って見たり、歌ったりする姿をいつか見たいと思っている。
伝統とはただ単に続いてきたのではなく、そこにどれだけの先祖の苦労や叡智、歴史の浮き沈みが詰まっているかという事が見えなくなった日本人が多くなったことが一番の問題だと思う。
戦後のアメリカの占領政策の最も大きな成果もここだろう。
日本民族の過去の歴史との断絶だ。
ここに気づいた日本人は覚醒し、また立ち上がると信じたい。
新字体・現代仮名遣い版 世紀の遺書 愛しき人へ/ハ-ト出版/巣鴨遺書編纂会