日本の歴史教育が自虐史観に蝕まれてきたという話は今までずっとしてきた。
先の大戦への参戦や敗戦を全て負の遺産として語り、我々は極悪非道な民族の子孫であるという思想の植え付けだ。
戦争における作戦の失敗や、昨今、内部に多く潜んでいたと明らかになった工作員の存在が与えた悪影響などを教えることは、日本人がこれからどうやって国を守っていくかを考えることに利点はあっても、ただ反省を押し付ける教育や洗脳に利点があるとは到底、思えない。
しかし、同じような教育への介入作戦が、アメリカでも仕掛けられているということはご存知だろうか。
国旗を愛するイメージのアメリカ人を想像している人には信じられないかもしれないが、この教育はあらゆる所に浸透しており功を奏してきているのだ。
簡単にいうと、アメリカを愛する教育ではなく、「アメリカは奴隷を使ってきた悪い国だ」という自虐史観を植え付けようという試みがなされており、アメリカの保守派もそれに一生懸命対抗してきたのだ。民主党政権では実現できなかったが、トランプ政権ではこの教育委員会が一つの成果を成し遂げ形に残してからホワイトハウスを去って行った。
アメリカで最も著名な学者と歴史家からなる「1776年委員会」だ。
アメリカ建国の決定的な年代記、独立宣言の原則がこの国の歴史に与えた影響についての力強い記述や、アメリカの歴史を「アメリカは特別素晴らしい国ではなく、悪の国である」という考えのもとに再構築しようとする無謀な「再教育」の試みに対して明確な反論を提示した報告書を発表した。
その名も『1776年の委員会:アメリカ建国の偉大さの理解を回復するために歴史的・学術的な一歩を踏み出す』だ。
(報告書の原本は残念なことに削除されてしまったようだが、このプロジェクトを取り入れることにしたトランプ政権の思いはここで見られる)
トランプ政権は今まで行われていた自虐教育内容にも警鐘を鳴らし、子供達が自信を持ってアメリカを愛することができる教育改革にも力を入れていた。
トランプ政権が終焉を迎えるにあたり、この愛国書を公開したのでご紹介しておこうと思った。
日本と同じく、リベラルは愛国心を取り除くことに焦点を当ててくる。それはなぜかというと、愛国心を破壊することが国力を弱めることに繋がるからだ。
売電政権は政権奪取した途端に、代わりにLincoln Projectを推進し、建国の歴史を独立宣言と憲法に記された原則と理想から愛国を再確認する1776年諮問委員会を取っ払った。
これはまた、歴史を書き換える1619年プロジェクト(1776との対比)とも呼ばれており、現在アメリカの4.500以上の学校で取り入れられ、今でも増加中のプログラムだ。
内容は簡単にいうと
奴隷制と黒人アメリカ人の貢献を歴史の中心に置く事によって、国の歴史を再構成する事を目的とする
アメリカの民主主義の創設の理想は誤りだったとし、アメリカは1619年に設立され、英領アメリカで最初に奴隷にされたアフリカ人と見なされていた20人のアフリカ人のグループがバージニア植民地に到着し設立されたと再教育
つまり、アメリカの建国の歴史を1776年からの独立戦争に勝利し自由に基づいて設立されたのではなく、1619年に奴隷制に基づいて設立されたと主張するものだ。
この考えがアメリカで教えられる学校のカリキュラムになったが、偽の歴史だと非難されている。
学校で教えられる曲げられた自虐史観は、子供達にアメリカを憎むよう扇動することに役立つことになる。何も知らずにBLM運動に賛同してしまった高校生を知っているが、この女の子は完璧にこの1619プロジェクトの信奉者で、BLMの件では両親やお爺さんとおおもめになり家庭内不和にまで発展した。
そしてこのリベラルの教育プログラムを公に絶賛しているのがC国だ。理由は明確で、自虐史観捏造歴史がアメリカを内から破壊できると知っているからだ。Cは、この1619プロジェクトが、プロパガンダ、洗脳、嘘、自虐を通じて、アメリカ人に祖国を憎ませ分断できると分かっているからだ。
この原則を理解している共産党は自国では文化大革命を起こし、自国の真の負の歴史を一掃したのだ。そして自国では完璧な愛国教育を施し、多民族にまで再教育という名で洗脳している。このことは、皆さんもご存知の様に、ポンペイオ氏も鋭く糾弾していた。
さて、このリンカーンプロジェクトの記事を書いていると、驚くニュースが舞い込んできた。このプロジェクトの創設者の一人である共和党のJohn Weaver氏が複数の少年を性的暴行をしようとしたと複数の被害者から告発を受けている。最年少の犠牲者は僅か14歳で、2015から2020の間に繰り返された事が判明と報道されている。
日本は敗戦からの流れで自虐史観を植え付けられてかなりの時間が経ってしまった。これらの人達をまず日本の歴史を負ばかりでなく、どれだけ素晴らしいものがあるかも含めて認識させる必要が急務だと思っている。
このような自虐史観を植え付ける理由は、力はあるが少数派である彼らにとって、大多数の愛国者のまとまりこそが一番恐ろしいからだ。そして多くの国民が目覚めて、まとまって反旗をひるがえしくることが脅威(2016年のトランプ勝利は正にそれが形になったものだった)なので、そこを全力で壊していこうとするのだ。
だから、この動きには日本人同士が揉めている場合ではなく、
日本人も愛国者同士がまとまって対抗していかないといけないのだ。