アメリカ関係のブログや記事を見ているといつも思う。
この人達は良くも悪くも
「本当のアメリカの凄さを知らない。。。」
日本人でアメリカで暮らしている人は大抵、
1.駐在員(企業、政府関係含め)
2.駐在妻
3.ビジネス経営者
4.大学や病院から派遣された研究員
5.留学生
6.国際結婚で移住
ということになる。
(旅行となるとまた違う種類の暮らし方になるのでここではおいておく。)
つまり、この上記の人達は(特に1-3は)ある程度、会社からの安定した収入があったり、またアメリカで働くことに利点があるから居住していることになる。
4や5の学生の人達は寮生活、またはアメリカの家庭にホームステイしている人が多いのでアメリカ人のように生活しているとはいい難い。
また通学のために大学の周辺に住んでいる人も多い。大学周辺というのも普通の居住区よりも環境が整っていて治安も比較的に良い。
日本から派遣されている場合は先任からの受け継ぎ等のサポートも充実しているし、(その地域の情報も事前にたくさん貰える)や居住する場所なども安全かつ標準よりかなり上の所にしか住まない。
また、子供の学校の面のサポートもしてもらえる。
また駐在員は自然と日本人が多く集まる所に派遣されるので、日本食を扱うスーパーや日本食レストランも周辺には豊富にあり、ホームシックという面でも、日本的な生活を続けるという面でも困ることが少ない。
この人達はつまりは日本でいう所の「お金持ちさん」のような良い暮らしをしているわけだ。
だから私のように結婚で右も左も分からない田舎にポーンと放り込まれて中下流層のアメリカ人が多い所で住んでいる者が読んでもあんまりピンとこなかったりすることが多かったのはそういう訳だ。
超格差社会のアメリカではこのような人達の暮らしといわゆる一般的からその下に位置するアメリカ人の暮らしは日本に比べてもとても大きな開きがある。
だから私が読んでいても、
いやいやアメリカはそんな甘いもんじゃないぞー!!!
と思う事が多いのだ。
ならば在米20年以上、アメリカの上流から中間層からその下の暮らしまでもを良く知っているわたしがこの国の凄さをひけらかそうじゃないかと思った。
アメリカは文化レベルの高い日本人にとっては摩訶不思議に溢れた、何十年住んでも慣れない文化と歴史の違いにクラクラする面白い国。
これからアメリカに住む人、住もうかなと思っている人、すでに住んでいる人などに生のアメリカの凄さを伝えられたいいなと思っている。