ロシアの軍事侵攻から見えてきたこと(第二弾)

アメリカ政治
この記事は約6分で読めます。


LINEで送る
このエントリーを Google ブックマーク に追加
Pocket

起こしておいて知らんぷり

ウクライナ侵攻の事で散々、叩いているアメリカ民主党+それらのスポンサーの大メディアを見ていたら、

『いやいや、アメリカが中東やアフリカでやっていた事はあの規模とは桁違いの一般民衆の被害者を巻き込み、とんでもない事をやり続けていたのに(挙句の果てに今も国は内乱状態)、あれは聖戦で、これは悪魔の所業なんだ。』

とやるせない気持ちになる。

無実で被害に遭う一般民衆の悲劇のみに焦点を当てて連日報道し続ければ、誰しも感情的になるし、今までそれほど露に関心がなかった人達でさえ、露憎しの方向へ行くのは必至だ。

もちろん、一般市民への犠牲は許されないことなので、その憤る気持ちが不自然だと言っているのでなく、その善人の気持ちを上手く利用して一方的な主張ばかりする売電政権とそれを支える報道をするメディアの姿勢が気持ち悪い。

そもそも売電爺さんは、息子も含めて、ウクライナとドス黒い関係がある。爺さんだけでない。彼の政権の中心人物には当事者と言えるような人がいる。彼らにとってはあの国を利用してプーチンを排除することが生きがいのような人達がいたり、家族や私的利益に関わる人達の集まりだ。だからあの政権が正義だなんだと、どんな綺麗事を言っても私の心に響かないのはそこだ。

そもそも原因を作って事態を招いておき、『ロシアは今に攻めてくるぞ!』と煽りながらも『露が軍事侵攻してもアメリカは軍事支援はしない』と同じ口で言っていたのも爺さんだ。煽りながらも「アメリカは介入しない」とメッセージを出していた。

これはイラク戦争の時と同じやり方だと気づいた人もいるだろう。相手に手を出させるように裏でずっと工作を続けておき、期待通りのことが起こってから『許さない!制裁だ!』と騒ぎ出す。

そして日本国が西側の経済制裁に追随することは、自分の首を絞めることにもなるが、アメリカの場合は制裁するといえど、きちんと抜け道がある。イスラエル経由でどうにでもできる構図がある。

そしてアメリカ人の血は流さないが、国民の税金を湯水の如く使いながら、次々とウクライナへ経済支援を決定し、武器援助をガンガンしている。

まずは戦争を阻止する気はなかったのか?

そもそも戦争を起こすのが目的だったんじゃないの?

と、この周辺での事態を以前からずっと見ていた人なら思うだろう。

散々煽ってきた西側の事は一切言わずに、ロシアの事だけをとにかく【悪】と報道する姿勢。 日本人なら皆知っているだろうに。少し前に日本は同じ事をやられていたじゃないか。そうやって戦争に引きずり出されたではないか。 あの時に日本を嵌めたのもアメリカ民主党だった。

日本の危機はそっちのけ。まるで人ごとの様に語る人達

しかし、ほとんどの日本人はこの辺りの問題を今回のことからしか知らないし、見ていない。今回のことからだけ見始めて、連日、一般人の被害者の様子をニュースで見せられたら、露憎しにならない方がおかしいのかもしれない。

また、この事態をまるで人ごとの様に捉えているのは一般人だけでなく、政府も同じであることが露呈してしまった。日本はロシア-ウクライナの状況を 『大変ねー』と同情し、ぼけーっと見ている暇は1分もないはずだ。 

この状況を喜んでいるのは誰だ? 日本の壁を高くする絶好の機会のはず! 今こそ、北海道、台湾海峡、尖閣周辺の軍備を!

な、なのに、、

露への経済制裁をし、ウクライナに財政支援をし、難民を受け入れ、それなのに、日本の安全保障は放ったらかし。

ウクライナ→台湾→尖閣→宮古、石垣→沖縄の流れはずっと予想されていた事であり、今こそその議論が活発に起こっていて然るべきなのに、露憎しというものばかりが溢れている。 日本の政治家、言論人、専門家は知っていて見て見ぬふりをしてきたとしか思えない有り様だ。

チャイナの尖閣侵攻、北朝鮮、北海道の守りはどうするのか? 自分の国さえまずしっかりと守る戦略が取れない国が他国のみに熱くなって大丈夫なのだろうか?

ウクライナの為に戦いたいと言えば、物凄い数のいいね❤️の嵐になるのに、同様である日本の危機を訴え、日本の為に戦いたいと言っても、悲しいくらいの数のいいねしかつかない。なぜだろう。いや、静かな戦士が日本の中に育っていることを祈るしかない。

メディアが大々的に報道しないから知らないだけで、戦争というのはこの地球上でいつも起こっている。今も皆の注目があそこの話題に釘付けの間に同時に起こっているシリア、イエメン、ソマリアの爆撃は悪か善かどちらかなのか。 シリア、アフガニスタン、イラク、リビア等々の国々もヒラリーが大きく関わったアメリカ主導の欧米NATOがめっちゃクチャにして資産だけ盗んだのを皆も見ていたはずなのに。

戦争反対】 というのは同意だ。 巻き込まれるだけの普通の人は皆、そうだろう。 しかし、世界には戦争する事で儲ける人達がいる。

その利益の為に、けしかけたり、挑発したり、おびき寄せたり、そういう戦争を誘発するように仕向ける前段階の事もひっくるめて私は戦争反対だ。

だから、交渉力も、核の抑止力も、国軍も国家のインテリジェンスさえも持たない日本が、言葉だけでロシアを強く非難したって、悲しさが溢れるだけだ。 あちらは世界を敵に回しても、相当の覚悟でやると決めてやってるのだから。

こういう時には自国や自国民を守れる強いリーダーが欲しい!!という思いが余計に強くなる。 八方美人とか、口が上手いとか、理想が崇高とか、本当にどうでも良くて、現実的に作戦を練られる強気のリーダーが欲しい。そう思いながら今の日本の総理を見ると情けなくてやるせなくてどんよりとした気分になる。

言論界においても、今まで尊敬したり、ある程度、信用していた人達の言動が、2020年頃から様々な世界的大事件が立て続けに起こる度に、 え? あれ? ん? となる事が多くなっていった。日本のために発言していると思っていたが、宗主国の代弁をしているようにさえ見えてきて最近はとても気持ちが悪いのであまり見ないようにしている。

常に日本人の幸せにとって何が大事か、日本を外国の侵略から守るにはどうすれば良いかという視点で発信し続けているこんな私でさえ、親露だとレッテルを貼られたり、露の工作員ではないかと言う人まで現れるのだから、人々の認知の歪みや猜疑心が激しくなっていることがよく分かる。

日本は今、戦争当時国ではない。どちらの味方につくか、つかないかという不毛の議論で日本人同士が言い争っても本当に意味がない。

今、日本人が話し合うべきことは、この戦争の背景をよく理解した上で、露、朝鮮半島、チャイナという国からの侵略にどう対峙していくか。日本はどうするのか。そこなのではないのか。

【今回は『ロシアの軍事侵攻から見えてきたこと(第二弾)』について語っていきました。最後まで読んで下さりありがとうございました。 沢山の方にシェアしたり、活動へのサポートを頂けたら励み💪になります!】

タイトルとURLをコピーしました