ロシアの軍事侵攻から見えてきたこと(第一弾)

アメリカ政治
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レッテル貼りが好きな人達

世間にはレッテル貼りが好きな人が大勢いる。

この2年間で私が貼られた3つのレッテル。(本当はもっと沢山あるがw)

Q:【売電爺さん VS トランプさん】のどちらを応援するか?

A:トランプさんに決まってるだろ!

      ⬆️
    Qアノンだー!(2020年のアメリカ大統領選時)

Q: ワクに反対なのか?
A: 打ちたい人はどうぞ。しかし、強制的な要素になりかねないワクパスには絶対に反対

⬆️
反ワクだー!(ワク騒動のこの2年間)

Q:どうしてロシア悪の太鼓を鳴らさないの?
A: 皆、盲目的に『ロシアだけ悪い!!ウクライナ応援するぞ〜〜!!!お〜〜!!!』とすごく熱くなってるけど、2003年以降、ウクライナに起こって来た事は知っているのかい?日本とは違う国だよ。そういう国の背景もよく見た方が良いのでは?

⬆️
ロシアの工作員だー!←今、ココ


日本人が何回でも騙されて、いつまでも抜け出せない所は、こういう凝り固まった思考でレッテルだけ貼って満足しているからだ。

1か100か。善か悪か。光か闇か。

世の中はお花畑日本人が想像するほど、簡単に動いていない。

しかし、思えばその様に見せるように、考えるように思考を作られてきたのかもしれない。

話題のウクライナ人両氏

例えば、最近、ウクライナ危機で注目を集めている、政治を語るウクライナ人の一人のグレンコ・アンドレーさんという人がツイッター上でとても過激なことを言ってたのが目に止まった。

『全世界からロシア人の追放を!全ロシア人の資産の凍結を!』

 え?全ロシア人を世界から追放?何でそうなるの?

サラッと恐ろしい事を言っている。 戦争に反対しているロシア人も、世界中にも、ロシア内各地でもいるというのに。。

また、メディアの煽りを受けて、世界中でこの事とは関係のないベーカリー経営のロシア人のお婆さんが暴力を受けたりと、ロシアヘイトが巻き起こっているというのに、それを助長する過激発言だ。

資産凍結や、全〇〇人を追放とか、ナチスがユダヤ人迫害した時や、大東亜戦争の時に関係のない日系アメリカ人にした事まんまじゃないか。

これを指摘したら、グレンコさんには即ブロックされた。

わかりやすい、、

また日本の保守と言われている論客からも同士と呼ばれ、ネットニュースにも多出しているナザレンコ・アンドレーさんに関しても、昔から疑問点はいくつもあった。

そういうのを昔に図らずとも見てしまっていたので、特に好感は持っておらずフォローもしていなかった。しかし、今回のウクライナ危機でかなりの注目を集め、彼を特に知らなかった沢山の日本人も共感しているので、どうしても目に入ってくる。

そこで疑問点を挙げると、『こんな時に酷い!』と反発がきた。少しでも彼に対して疑問を投げかけると、ファンから攻撃が来るあり様だ。

今、日本語で言論活動していて注目が大きいのウクライナ人は私が知る限りこのお二人だけだ。一緒に活動しているウクライナ人は他にも女性を含めているようだが。

例えば、このウクライナ危機に詳しい馬渕元ウクライナ大使のユーチューブ動画のコメント欄に『非難の声を書き込んで欲しい!』というお願いをしているウクライナ人は両氏とお仲間のようだ。お互いウクライナ語で会話していたが、グレンコさんの彼女への返答内容は以下。

ユダヤ陰謀やレプティリアンを信じる変態陰謀論者だけしか彼(馬渕大使)の話なんか聞いてないさ。そんな陰謀論者たちを説得するのは不可能だ。一種の精神病だから。】 

レプ信者?変態?精神病?

外務省出身の元ウクライナ大使(他にも各国大使を歴任された)をつかまえて、レッテル貼りと誹謗中傷が過ぎやしないか。。

大使を知らない方のために簡単に略歴を以下に添えておく。

・京都大学法学部3年次在学中に外務公務員採用上級試験に合格。大学を中退し、外務省入省。
・イギリスのケンブリッジ大学経済学部に入学。
・本省では、国際連合局社会協力課長(1984年-1986年)、大臣官房文化交流部文化第一課長、東京都外務長(1995年-1997年)などを歴任。
・在外では、在英国日本国大使館、在インド日本国大使館、在ソビエト連邦日本国大使館、在ニューヨーク日本国総領事館に勤務。
・EC代表部参事官(1989年-1991年)、在イスラエル日本大使館公使(1991年-1995年)、在タイ日本大使館特命全権公使(1997年-2000年)。
・2000年(平成13年)に特命全権大使キューバ国駐箚に就任。2003年5月には財団法人国際開発高等教育機構専務理事に就任し、2005年より駐ウクライナ兼モルドバ大使を3年間務め、2008年11月、外務省退官。

このグレンコさんの発言は、どんな日本人に言ったとしても単なる誹謗中傷であるが、特に大使や動画を視聴する日本人に対して発しているものとして過激で見過ごせないものだった。

いずれにせよ、メディアに多出し、ウクライナの事などよく知りもしなかった日本人の思想に今や多大な影響を与えている人達のことを少し疑問視しただけで、「武士の情けがないのか!」と言ってくる人もいる始末だ。

それとこれとは別。

ウクライナを応援すると言わないと非情?

そして、二人の発言に少しでも疑問や違和感を覚えた私は

ウクライナのことを心配していない非情で心のない人

のような罵声も浴びせられた。

これにはとても心が痛んだ。

私はそんな言葉を簡単に浴びせてくる人たちよりも、昔から戦争の仕組みや、誰がどの様に何のために戦争を仕掛けてきたのかを勉強してきたと思っている。それは世界の人々が穏やかに暮らせる世界はどうやったら作る事ができるのかをずっと考えてきたからだ。

長くなるから、ここでは再度書かないが、ブログの自己紹介のページを見てもらったら、私が小さい頃からいかに平和を望んできたかや平和実現のためになぜブログを書く決意をしたのかを書いている。

勘違いされたくないが、この事態で巻き添えになった現地の方々は本当に不憫に思う。その気持ちと、両氏の発言に違和感を覚える事は全く別の話だ。これで、私がウクライナの方々を励ましていないというのはおかしい。アイコンに🇺🇦をつけると励ます事になるのか。

本当に心配に思うなら一刻も早く停戦状態に持って行ける様に落とし所をつける政治を国際社会が協力することなのに、今は戦火を広げようとする事しかしていない。
ヒラリーはウクライナを次のアフガニスタンにしようとしている。この危機が起こってからメディア出演した彼女が、今回もアフガニスタンでソ連を追い出したあの時の戦いを参考にしていることを明言していた。

プーチンは気が狂って自分が何をしているか分からないという言説が流れ出したが、それもあまりにお粗末なレッテル貼りだ。彼は領土的野心でなく、自国の安全保障が欲しいのだとそれをずっと主張してきており、その主張は2014年から一貫して変わっていない。

領土的野心ではないというのは嘘だと思われるだろうが、取った所で、ロシアにあの広い領土を管轄できる力はない事は誰でもわかっていることだ。

だから、この戦争を焚きつけている張本人達は、プーチンはウクライナがNATOに入る事なく、緩衝地帯にすることが達成されない限り、もう引く事はないということも当然、分かっている。そして本気で止めさせようと思えばできるものをせず、長期戦に持ち込もうとしている。

2000年初頭からずっと続いてきたこの地の複雑な問題に、日本人の我々よりもずっと詳しいその道のアメリカの国際政治学の教授は、

この長く続く危機を乗り越えるには、『ウクライナは今後絶対にNATOに加えない』という約束を西側がしっかり表明し、ウクライナを緩衝地帯にする事しか解決しないのだ』

と主張して来られて来た。そのはずだったのに、ずっとアメリカ側は約束を無視するかのごとく、東へ東へ圧迫を強めてきた。だからロシアを挑発し続けたら今回のような事はいずれ起こると多くが予想していた。

教授は、この戦争に責任があるのは誰だと聞かれたら

「アメリカだ。」

と答え、このアメリカ、ロシア、ウクライナの三つ巴のような戦争での敗者は誰かという問いには

「ウクライナだ。」

と言われた。

そして悲しいかなそういう事になるのだろうと思う。

NATO側につくことを諦めず、抵抗を続ける限り、あの国は破壊されることになる。

この流れは日本人がプーチンをどれだけの声で非難しようが変わらないだろう。

また、この問題はトランプ時代の4年間は一時、止まっていたことも重要な事実だ。
トランプさんも危機後の演説で『ワシならこんな悲惨なことを起こさせなかった。』と言っていた。

交渉力のある強いリーダーは平和のためにも本当に必要なのだと改めて痛感する。

偽善者の恐ろしさ

本当に恐ろしい悪者は偽善者だと思う。 本当の悪魔は口では綺麗事を言いながら、裏でやっている事は極悪の奴だ。 
欲深い人というのは本当に怖い。 大半の人はそんなに多くを望まず、物凄いお金持ちになりたいなんて思っておらず、平穏に、不自由なく暮らせたら良いと思っているだけ。それさえも邪魔してやろうと思う人達は、自分で使いきれない程の富を持っていてもまだ満足できない病気だ。

バイデンやオバマやヒラリーやペロシなどの偽善者のスピーチの映像を見ながら、『どんな心があれば、分かっていながらこんなに嘘をペラペラと話せるんだろうか』と私は理解に苦しむ。 金と権力とは本当に怖いものだ。

今回の件でも、偽善者とまでは言わなくても、日本で専門家やジャーナリストとして持ち上げられるには、偽善的で差し障りのないことしか言えず、やはり言っていい事と悪い事がはっきり決まってるんだなと思わざるを得ない。

色んな関係者とのお付き合いもあるし、スポンサーもいるし、本を出していたら出版社とのしがらみもあるだろうし。

頑張れが行くつく先はどこか分かっているのか?

多くの日本人は「ウクライナ頑張れ〜!」と言って、どこに行くかも分からない募金をせっせとすれば戦闘が終わると思っているのだろうか?

頑張れの意味は何なのか?戦火の拡大か?プーチンを倒し、再びロシアをグロバが支配しやすい体制を取り戻し、ロシアの石油利権を奪えということか?

ロシアが全面撤退に応じない場合は徹底抗戦をして、外国から次々と送り込まれる専門に訓練された傭兵部隊が、ソ連崩壊に利用したアフガンのようにあの国をぐちゃぐちゃにすることか。

本当にあの国を心配するなら、アメリカの中の勢力やNATOがあの国を利用して、打倒プーチンの代理戦争を自分たちの手を汚さない形でさせていることを非難することが一番大事なのではないのか。

日本は日本の国防を議論しよう

しかし、所詮日本政府にそんな高度な交渉はできないので、日本人はとにかく日本の防衛を最優先に考えて欲しい。

私は戦闘を是なんか思ってもいない。沢山の命が奪われることに心を痛めている。それなのに、今回の件で、プーチンだけを頭ごなしに批判しなかったら、私がロシアの工作員みたいなレッテルを貼る人が現れ始めるのだ。

北方領土の事はどうなるとか。

それを言うなら今こそその交渉の機会だろうに。しかし、所詮アメリカの言いなりでしかない日本にそう簡単にあの戦略的にも重要な島を簡単に返すわけがない。物事は色んな側面から見ないといけないと普段から言ってるのに、すぐに忘れてしまうようだ。

このロシアの軍事侵攻が始まったその翌日には、チャイナは日曜日から火曜日まで、半径6海里の 南シナ海 で「軍事演習」を行うと堂々と発表している。

それより何より、もう何年も『毎日毎日、日本の領海に侵入されてるのは何でスルーするの?』って何故皆んな思わないのだろうか?

何故、ウクライナのことになるとあんなに熱を帯びて非難するのに、自分の国のことは棚上げすんだろうか。 自分の国もやられてるんだけど? 毎日ですよ。 ミサイルも飛んでいる。 

結局、大メディアが大体的に報道するか否かで変わってくるんだとな痛感している。 緊急事態としても扱わないから、ガス抜き程度に報道しても、日本人も『あー、またか』みたいになっているのが恐ろしい。いや、知らない人までいるのだから。

ミサイルだって、今はピタッと止んでるが、また始まるんだろう。(北朝鮮のミサイルはロシア製だとか、チャイナの戦艦はウクライナ製という話も覚えておきたい。)

いずれにせよ、このウクライナ危機から学べることは、

1。日本の親米派:アメリカは自国の利益最優先しか動かない。そして、米軍はいざという時に頼りにならない可能性が十分にあることを認識。
2。 日本の親中派: チャイナも在日チャイナ人保護を名目に日本を侵略してくる可能性がある

という事に気が付いてほしい 。

そして、何派とグループにどうしても所属したいなら親日派に入って欲しい。

【今回は『ロシア侵攻から見えてきたこと(第一弾)』について語っていきました。最後まで読んで下さりありがとうございました。またツイッターもやっていますのでそちらの方も覗きにきてもらえたら嬉しいです。】

コメント

  1. はじめまして。
    Twitterでフォローさせていただいています。
    こちらのブログ記事に書かれている内容のとおりだと思います。

    アメリカがウクライナを使って代理戦争をさせているわけですが、ロシアはネオナチであるアゾフ大隊から国民を守っているだけです。

    そして、この戦争を利用してアメリカは日本に改憲させて、中国との代理戦争をさせようとしています。

    私も以前は安倍信者で改憲派でしたが、違和感を感じて調べてみたら、9条改憲すると国連の敵国条項が発動され、中国が悪用して日本を攻撃する大義名分を与えてしまう事を知りました。
    この敵国条項は空文化もされてなく、国連憲章から完全に削除するには加盟国の3分の2以上が批准しないと削除されない事。憲法審査会でも継続して削除してもらうための動きをしていく事を決めています。

    にも関わらず、政治家や保守言論人は敵国条項には触れず9条改憲を叫ぶばかりで、自民党改憲草案には97条の基本的人権が全文削除されているなど、不可解な点が多々見られました。

    さらに調べると、アメリカが中国との代理戦争を日本にさせる為には現行憲法が邪魔なこと、最終的には日本に不利な条件で終戦させ日本領海内の海洋資源を自由に掘削する目的がある事を知りました。

    なので、改憲を裏で指示して日本会議に所属している政治家を動かしているのもアメリカですし、敵国条項の削除をさせないのもアメリカだったのです。
    グレンコ氏やナザレンコ・アンドレー氏も改憲推進の発言をされていますし、点と点か繋がってきます。

    この事実を、日本を大事に想う保守派の国民が知れば、自ずと改憲不要と考えが変わり、アメリカから日本を守ってくれるだろうと信じています。

    長文失礼いたしました。

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