もくじ
民主主義絶対思考の行く末
民主主義政治が世界的にも普遍的にも揺るぎない良い制度であると民衆が思うように扇動されたのは、たかだか戦後78年の短い間であったことをまず指摘したい。
戦前には民主主義に懐疑的な議論というのがたくさんされていた。古代ギリシャのプラトンの時代から、近代でいえば、トクビルやオルテガが代表的だ。
この三人の主張の共通点は
民主主義(多数派主義)をずっとやっていると、民衆の価値判断能力がだんだんと落ちていく。なぜなら、価値判断能力というのは宗教、哲学、習慣、伝統から培われるものであって、その場その場の流行(モード)的な考えで形成されるべきものではないからだ。
しかし、19世紀以降、ベンサムが言う様に、最大多数が最大幸福 だという考えになり、多数派が勝ちということになった。
しかし、少し考えてみればすぐわかるが、民衆の流行や人気、ムードなど風に吹かれる砂のように形のないもので、行ったり来たりするものなのだから、その時、その時の民衆のムードが一番高いものが一番、優れているという価値判断で進むと、民衆の目先の損得だけが優先されることになる。
そして、民衆の損得に迎合する政治ばかりをするようになり、いわゆるポピュラリズム政治ばかりをしていると政治家の質がどんどん悪くなるというのが指摘の一つだ。
プラトン、アリストテレスの時代から、すでにそういいう点が指摘されているというのは、人間というものは本質はそう変わらないことを示しておりとても興味深いと思う。
プラトン、アリストテレスは、そのような民衆迎合政治ばかりをやっていると、民衆の価値判断能力が落ちていき、やがてデマゴーグが出てくる様になると言っている。
そしてそのデマゴーグが先主政治、もしくは独裁政治をやるようになるだろうとまで指摘している。
デマゴーグに支配された政治
これはアメリカの政治を見ていると、(そしてそれに追随する最近の日本の政治も)本当にその通りになっているなと感心せざるを得ない。
日本はまだそこまで激しくないから気付きにくいかもしれないが、昨今のアメリカ大統領選の裏側を、大メディアが伝えること以外の事実もきちんと調べて見ていけば、正にデマゴーグを流しまくるメディアに操られた独裁政治の体制になってきている。
日本人は2020年のトランプ再選をかけた大統領選挙での不正から、興味を持った人が多かったみたいだが、おかしなことは既に2016年の時点で起こっていた。
2016年は、トランプとヒラリー・クリントンが戦った選挙だ。ヒラリー側はトランプが選挙で勝った後も、FBIとイギリスの諜報機関であるMI6を使って、「トランプ・プーチン陰謀」を言い出した。
あれだけ騒いでおきながら、結局は何も証拠が出てこなかったのだが、ヒラリー側は、ロシアとの国際的な陰謀によりトランプが勝ったのだと主張し、そんな嘘を根拠にトランプ大統領の弾劾までやったことは覚えている人がいるだろうか?
2020年大統領選
2020年の大統領選挙では、大統領候補のバイデンの息子であるハンターのパソコン内部の情報が漏れたニュースがあった。その情報はとにかくバイデン親子の犯罪やら各国から受け取っている多額の賄賂の情報やらと、大統領候補のバイデンには完全に不利な情報の宝庫だった。
しかし、そのニュースはFBIと今のブリンケン国務長官が絶対にマスコミに流すなと報道規制をかけたので、多くの民衆には知らされることがなかった。
それでも真実を伝えようと、多くの民間人がツイッター、フェイスブック、グーグルなどを使って情報発信をしていたのだが、それさえも禁止してしまった。
それだけでなく、CIA長官を含む、CIA、FBI、ペンタゴン、国家安全保証局のトップ達約50名が
『ハンターパソコンの情報漏れもロシアの陰謀である。』
ということにした。
報道規制した上に、再びロシア陰謀説をでっち上げたまま、トランプは最後まで反対していた郵便投票をコロナという理由でうまく正当化し、決行した。
あの時の流れは現地情報も含めて詳しく長編記事にしているので、興味のある方はみて欲しい。
アメリカ大統領選2020:目の前で起こった選挙ドラマの全容❗️
アメリカの郵便投票というのは本当にいい加減なものだ。そして開票している人達の管理というのも本当にいい加減なものだ。
これは日本のきっちりとした風土で暮らし、きっちりとした几帳面で真面目な国民の中で暮らす日本人には、なかなか想像しにくいかもしれないが、アメリカ人のいい加減さはこういう面にも表れるんだなと思うくらい穴がある。
当然、不正をする側の人達はそういう穴を利用するわけだ。
あの時は数百万票のどこから来たかも不明の郵便投票が突然、現れたので、おかしいと主張する人たちも多くいたにも関わらず、それらの票は本物であるかもいちいちチェックされずカウントされた。
『そんなチェックしている時間はない。』というのだ彼らの言い訳だが、その投票紙の本人のIDも確かめていないし、署名だって確かめていないわけなので、一人で何票もいれることができるという無茶苦茶な感じなのだ。
実際に私にも投票用紙が何枚も来たし、あの時は民主党員のバイトと思われる人から投票を促す大量のメッセージが携帯に毎日、届く様になったので、とても不気味だったのを覚えている。
あの頃は、そんなものは『陰謀論だ!』と必死にバイデンを擁護している日本人の保守(?)論客もいたが、私からしたら彼らのあの必死さの方が怪しすぎた。
また、アメリカでは票集めは金儲けになるので、個人がこれだけ集めたと数十でも数百でも票を持ち込むと、持ち込んだ数に合わせてバイト代がもらえる。そんな無茶苦茶なことが全国規模で行われる。特に民主党が強い地域など監視の目もゆるいわけだからやり放題だ。
しかし、世界的にもあれだけ問題になったのに、FBIも司法省も動かなかったという所が闇を深くしている。
2024年の大統領選
2016年、2020年とどんどん悪化している選挙なので、2024年はもっと荒れるだろうと予想される。
だから、反トランプ側はすでにトランプの蔑めを執拗に進めている。
タイミングも結構、わかりやすくて、バイデン側に何か悪いニュースが出そうになると、待ってました!かのように、『トランプがまた訴えられた!』というニュースが世界ニュースになる。
2024年は更におもしろいものになりそうだと思うのは、共和党からトランプ、民主党からはあのロバート・ケネディJRが出馬するところだ。
ロバート・ケネディJRとはどんな人物?
ロバート・ケネディJRはこちらでは「泡沫候補プラス陰謀論者だ」と、マスコミからは批判の嵐を受けている。
日本では報道されているか?と聞いてみたら、ほぼ無視されており、ネットでも陰謀論者扱いだと聞いた。同じ様な扱いだと分かった。
『なぜメディアにそんなに批判に晒されるか?』
と調べてみれば、ウイルス発生の裏側や、お注射に関して警告していたり、大統領になったらウクライナ戦争をすぐにやめさせると主張しているからのようだ。
ウクライナ戦争をすぐにやめさせるという点はトランプと言っていることが同じだ。
このロバート・ケネディJRがメディアにどれだけ叩かれ、泡沫候補だとレッテルを貼ってバカにされようが、私が面白いなと思って行方をみているのは、彼は10歳の時に叔父さん(J.Fケネディ:当時、現役大統領)とその4年後には自身の父親までアメリカ(CIA)に暗殺されているという、稀有な人生を歩んでいる人物だからだ。
子供の頃からそんな人生を歩んでいるアメリカ人が、自分の国の裏側で一体、何が起こっているのか?と興味が湧かないはずがない。
叔父のケネディは、通貨発行権のことで暗殺されたという説もあるが、キューバ軍事侵攻(戦争)を大統領権限でやめさせて、CIAのトップ3人を首にした直後であったことから、それに反発した人にやられたというのが親族の見解のようだ。
実際、弟のロバート・ケネディ(ロバート・ケネディJRのお父さん)がその夜にCIAの新しい長官を自宅に呼びつけて、
『あんたの部下が俺の兄を●したんだ!』
と言った話は知る人ぞ知る。
この事実はもっと多くの人に知られるべきことだろうと思うが、そんなことをメディア側が発信するわけもない。
ロバート・ケネディはその時、司法長官だったので、FBIの人間からしたら上司にあたる。
そのロバートが、兄の暗殺の裏には必ず真の犯人必ずいるはずだからFBIで調査してくれと命令をしたが、その時もFBIはまったく動かず、調査されなかったことは有名な話だ。今でもオズワルドの単独犯行ということにされ続けている。
そう言えば、日本でも同じような事件があった。思い出すだけでも辛い気持ちになるが、2022年のあの夏の日の白昼堂々の元首相暗殺事件も、結局は気が狂った若者の単独犯として扱われ、今に至る。
民間人の思いとはかけ離れたメディアは、あの事件の真の犯人、もしくは裏側で計画し実行命令した組織などの重要な部分にはまったくといって焦点をあてず、「統一教会問題」にスピンして、民衆の興味をうまく逸らしていった。
戦後は平和に見えた日本も、再び少しづつ世界の大きな闇に引きずり込まれていっている。
今は軍隊さえ持たない日本は、自国を守る能力さえ奪われた状態だ。
平和というのは戦争と戦争の合間だという言葉もある。
ぬるま湯に80年近くも浸かったままの日本人がこのままぬるま湯の中でいなくなっていくのか、少数でも立ち上がり何とかしたいと動く人が出てくるのか。。
後者であることを祈りながら、今日も筆を置く。
【今回は『2024年の大統領選はどうなる?!』について語っていきました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。沢山の方にシェアしたり、活動へのサポートを頂けたら励み💪になります!またツイッターでの発信もやっていますのでそちらの方も覗きにきてもらえたら嬉しいです。】