敵国軍人同士の涙の再会
軍人はただ上からの命令に従い任務を遂行するのが務めだ。
例えその命令が首をかしげるものであっても口答えができない。
たった70数年前、太平洋の島々で死闘を繰り広げた日本とアメリカ。
それぞれの国の軍人が、例えそれが首をかしげるような軍令でもひたすら自国の勝利のために任務を遂行した。
元米軍人と日本の元帝国軍人がお互いが年老いた戦後に再会を果たし、互いを称え合うのに抵抗がある人もいると聞く。
しかし、かつてはお互いが祖国から遠隔の未知の島々で殺し合っていた者同士が、抱き合い、話をする姿を見ると、敵同士で死闘を繰り広げた者同士だからこそ分かり合えるものがあるのだなあと感じる。
闘ったことがない我々には分からないものがあるのだろう。
何が何でも1000年恨む
と言うどこぞの国よりかは、こちらの関係の方がずっと人間として成熟しているのは確かだろう。
こちらで日本兵とかつて闘ったというお爺さんに何人にも会う機会があった。
皆、とても優しい目をしていた。戦争の話になるとすぐに涙ぐむ。
多くを語らないが、悲惨なものをたくさん見たのだろうと想像できる。
そして誰一人として日本人の悪口など言わなかった。
ある一人のお爺さんの言葉が印象的だった。
次に戦争があれば70,80歳以上の我々のような者のみが行けばよい。
そうしたら戦争なんてすぐに終わる
アメリカ人だって好き好んで人を殺しに行くわけでない。命令だから行くのだ。
お互いの国の為に命を懸けて真剣勝負をしたかつての若者の勇者。
時を超え、敵国として殺し合う必要が無くなった後の再会。その出会いで感極まり涙することは、完全ではないが、私でも少しは理解できるつもりだ。
軍隊を持たない日本
他国はそれが例えどんな小さな国であっても、自分の国を守るために、必死になって国防に勤しんでいる。
日本は世界でも発展した国の上位に入るが、その国防姿勢は間違いなく最下位に入るだろう。
まず国軍すら持っていないのだから。。
長い長い自虐史観のせいで軍隊アレルギーと呼ばれる人達が多いという。
という基本的なことを忘れてしまったようだ。
今の日本人に国軍を持つことへの賛否を問えば、どのような結果になるのだろうと思いを馳せることがある。
また同じように「アメリカが軍隊を放棄することをどう思いますか」とアメリカ人に聞けばどんな結果になるのかと思う。
左翼活動家が日本人に意識洗脳をするように、軍隊を持つから戦争が起こるのではない。
強い軍隊があるからこそ、戦争を極力、回避できるというのが正しい。
日本もアメリカ従属姿勢をやめて「自国は自分で守る」という当たり前の国に早く戻らないといけない。
今まではそれをアメリカ自身が阻止してきたが、トランプという政治畑出でない気鋭の大統領がそれを推している今、進めないと次にまたどんな大統領になるか分からない。
日本が再び軍隊を持てるようになれば、
世界一強い軍隊になる。世界一、規律正しい軍隊になり、世界の模範となる。
そして世界はもっと安定する。
「日本が強くなることでアジアが、世界が安定する」
ということに気付いていない日本人が多いことが残念でならない。