もくじ
親露派とレッテルを貼った人たちは反省してほしい
ウクライナとロシアとの戦争が勃発した時に、こうなる事態を予測していた私は、日本が一気にバイデン率いるアメリカ民主党の言うままになる日本の政治の方向とそれを後押しする日本人へ警鐘を鳴らした。
その時に受けたバッシングはひどいものだった。
左翼からではなく、普段は保守系として活動している人達からだったので驚いたのを覚えている。
その時の決まり文句が
親露派
というものだった。
私の発信の視点は常に
日本の国防と一般日本人の国益であるのに、なぜそんな風に言われなければならないのか??日本人の思考というものはここまで落ちているのか。。と落胆したものだった。
そういう人達の発信を観察してみると、ほぼ95%はこの戦争の歴史背景も、ウクライナという国がどんな国であるのかも知らない人達のものだった。あとの5%は知っているはずなのに敢えて言及していない人達だった。(私にはこの人達の方により強い違和感を持った。)
この時の日本人の様子を例えてみると、日中戦争の時にアメリカにやってきて、日本という国も中国という国もどちらもよく分かっていなアメリカ民衆を相手に、
「私たちは今、日本にこんな酷いことをされているのです!!」
と、いかに日本は中国において残虐な行いをしている悪い国なのかという演説を巧みな英語を使って各地で演説をしながらアメリカからの支援を募ってまわった宋美麗の話を鵜呑みにして、日本悪を信じ、中国支援にまわったアメリカ人のようだった。
また、日本人で例えると、開国当時の江戸期のアメリカという国がどういう国か情報がなかった民衆に、アメリカから来た特使が
「アメリカは日本と友達になりたいだけなのです。だから日本は何も疑わず開国して欲しいのです。」
と良いところだけを宣伝し、それを「そうか、そうか」と真に受ける人達のような感じだった。
そろそろ世界の風向きも変わりつつある中で、あれだけウクライナ頑張れ!と威勢の良かった人達も振り上げたこぶしのおろし場所がなく、まったく違う話題で盛り上がっているが、私はあの時に、ロシアの工作員だとか、親露派だとか言われたことは忘れないし、できることなら自らの知識の欠如を認めて、反省して欲しいと願っている。
どんな思惑のある人達に何を言われようが、私の興味はただ一つ。
日本がしっかりと日本軸を持った独立国になること
であることを再度、ここに書き記しておきたい。
それを確認した上で、アメリカ大手メディアの言論封殺どおりに動く日本のニュースを見ているウクライナバイアスのかかり過ぎた日本人のために、プーチン率いるロシアは、戦争後、どんな状態なのかを書きたいと思う。
報道されないロシアの状況
大手メディアを見ていると、ロシア悪の情報しか流れないし、ウクライナがどれだけ悪のロシアに立ち向かい善戦しているのかというものばかりだ。
まず、善戦は嘘だ。
今やウクライナの経済力はロシアの20分の1しかないし、新しい兵力を動員する能力もロシアの6分の1しかない。
これまでの死傷者の90%は大砲の玉で死んでいるそうが、ウクライナの方の大砲の玉は枯渇している。なので欧米は大砲の玉を増産し、与えると言っているが、ロシアの増産には追いつきそうではない。
次に戦死者と負傷者の数はいろいろな計測があるが、ウクライナ軍の死傷者率はロシアの3倍、多いものでは7倍と言われている。(アメリカのシンクタンクによると)
だから西側メディアの善戦というプロパガンダに関わらず、ロシアが勝つのは目に見えている。
また、この戦争で死者が出ているのは紛れもない事実であり、不幸なことなに、ウクライナではあの様にむざむざと訓練をあまり受けていない若者を死なせていることには一切の言及もないのもおかしい。
ウクライナは兵力が全く足りず、今や徴兵の年齢を16歳まで引き下げられた。それでも間に合わないのか、街でもほぼ誘拐のような形で男の子を連れ去り、戦場に送っている。
そんな状態だと知っても「ウクライナ頑張れ!」と言えるのか。あまりに非情で無責任な話だ。
出国禁止で逃げられないようにされているとはいえ、うまく逃げ出したウクライナ人はもう二度とあの国へ戻りたくないという。
また皆、ウクライナ、ウクライナというが、闘っているのはウクライナ人だけではない。多国籍軍だ。ポーランドからもたくさんの兵士が送られているが、ポーランドからしたら、勝った暁には、かつての自分たちの領地だった所をもらいたいという思惑だってもちろんあるだろう。
対してロシアは自分から志願してきた男たちが増えて、全てを受け入れられないので拒否されている人達も多いという状況だ。
また、興味深いのはこの戦争が始まってから、ロシア正教に入信した人の数が3割から7割に激増し、ロシア正教会も3万以上も新しく建てられてたという事実だ。
つまり、
ロシア人たちは、この戦争をロシアという国をグローバリズムから守る闘いであり、それはロシア正教を通じてロシア文明・文化・価値観を守る闘いだ
と感じている。
侵略しているのに何をいう?
と日本人は思うだろうが、侵略というのは何も武力で国境線を越えることだけをいうものではない。
プーチンの前のエリチン時代のロシアを知っている人は、ロシアがグローバリズムに侵略されてガタガタになっていたことを覚えているだろう。
あの時のロシアは酷いものだった。
国が汚職だらけで腐敗し、上層部だけが富を搾取し、民は飢えた。人々は生きる希望を失い、平均寿命が激しく低下した。
そんなロシアを立て直したのがプーチンだった。だから、あの時代に戻して、またロシア民衆から搾取したいグローバリスト達にとってはプーチンの存在は邪魔で仕方がない。
当のアメリカも、国防省はこのままでは泥沼化し、結局はアフガニスタンの二の舞になるからそろそろ止めたいという空気が出てきているが、国務省とホワイトハウスの方がまだまだやりたいという方向なので、続いている状況だ。
そんな中、欲望にまみれたグローバリスト達の野望を満たすために盾になっている人達だけが傷ついていく。
応援しているという人は、自分が一体、誰を、何を応援しているのかを今一度、考えて欲しい。
強化された中露同盟
この戦争を応援しても日本のためには何もならないどころか、日本は窮地に追いやられている。
この戦争のせいで、中露関係はより強いものになった。
ロシアはこの中露関係はあと5ー10年くらいは続くと予想している。
ウクライナからアメリカを追い出すために、今はチャイナに協力してもらっているが、この戦争が終わり、アメリカのロシア虐めが一旦止み、今度はチャイナに矛先が向かう時には、チャイナに協力して、アメリカを東アジアから追い出しを図るだろう。
しかし、チャイナが欧米の力を押さえつけるという意味で必要なら手を貸す状態を保つが、チャイナが力がつけ過ぎる時にはまた欧米や日本とも関係を強化しないといけないと、実に自国の独立と国益をふまえた戦略を立てている。
お上の言う通りに動くだけの日本とはえらい違いだ。
日本は今回のことで、自ら敵を増やす事で、三正面作戦という無謀なことに突っ込んでいき、さらにはアメリカにはチャイナ封じ込めという矢面に立たされる役目をさせられている。
何かあったら自分たちで戦えと武器は売ってくれているが、いざ何かあったら、アメリカは日本を助けてくれはしない。チャイナ相手に真っ向から戦うことなどアメリカはしないし、そもそもアメリカ国民の同意など得られるわけもない。
今回のことで、
【西側につけば日本が何かあった時には西側が助けてくれる】
などと打算的な理由で応援している人も多い様だが、その人達の希望的観測は打ちひしがられることになるだろう。
私は光や闇や、ヒーローやなんやという物語を語っているのではない。
陰謀論だなんだというのは興味がない。
現実的な話だけをしている。
平和ボケ日本人が、テレビの報道だけを見て「ウクライナ可哀想〜!」なんて言っているうちに、次は自分たちだということに早く気づいて欲しいと願っている。
できれば周りのそういう人達にこのブログを紹介して欲しい。
1人でも考えるきっかけを与えられることになるなら幸いだ。
【今回は『お花畑日本人とプーチン悪者説を信じる人へ』について語っていきました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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新字体・現代仮名遣い版 世紀の遺書 愛しき人へ/ハ-ト出版/巣鴨遺書編纂会