がよく分かっていないまま、私の外国人参政権反対論に反論してくる人が多いので、この違いを簡単に説明することにした。
もくじ
二重国籍を認めない日本
日本側が二重国籍を認めないという国籍法を取っているために、アメリカ市民権を取ると日本国籍を消失することになる。
個人的な我儘を言わせてもらえれば、日本も二重国籍を認めてくれたら、私の長らくの心労は消えるだろう。
日本人としての誇りを捨てずに、アメリカ市民としても生きていけ、選挙権も与えられるのだから。
実際に私の周りの外国人移民の友人は二重国籍者が多い。正直、羨ましいなあと思う。
しかし、それらの人々の祖国である小国と日本国では状況がまるで違うことを分かっていないとこの議論は深まらない。
1945年時点で、68カ国しか国が存在していなかった世界はほとんどの我々は生きたことがない。
戦後、多くの国(それまでは列強の植民地だったとても小さいものも)が独立をしたことで、今では196か国にまで増えた。
その中に日本があるのだが、それらの戦後に国ができた様な国々と日本は建前上の権利は同等だとしても、同一では決してない。
国の成り立ちも、歴史も、民族性も、周りにある国々もまるで違う。
敵性国家の国民が押し寄せ、移住し、選挙権を与えられ、彼らの祖国に都合のいい政策を通す政治家に組織票を入れたら?
国家は民主的に乗っ取られ、崩壊することになる。
日本が根底から揺らぐのが目に見えるので私は敢えて反対している。
自分の都合でなく、日本の未来の為に反対している。
日本が無くなって欲しくないから。
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誰が外国人参政権を推進しているのか
さて日本で、外国人参政権を推しているのがどんな人達なのかをよく見てみないといけない。
そして何故、外国人に日本の政治に介入させようと精力的に活動している人達がいるのかを考えてみて欲しい。
反日勢力は
外国人であっても日本に住んでいるのだから政治に介入する権利はある!
(税金を納めているのだからという人まで最近は出てきた)
と感情論で訴えて来る。
日本の内部侵略にあまり危機感がない人は、このお花畑的な上辺の言葉を聞いて、
まあ、俺の外国人の友達はいい奴だし、一緒に日本に暮らしているんだからいいんじゃない♪
くらいの意識かもしれない。
しかし、これは日本を内部侵略しようとしている勢力の画策であり、ドンパチの殺し合いが行われないうちでの
国の乗っ取り戦争
なのだという考えまで及んでいない。
いや、そこを考えようともしない大人が、というより、考えないようにとメディアが洗脳している人がたくさんいるからこんな馬鹿げた議論がはびこるのだと思う。
外国人はどこまで行っても外国人なのだ。
私はアメリカにどれだけ長く住んでいようが、アメリカにとっては外国人なのだ。
帰化を容易に推奨する人も危ない
だからと言って帰化を容易に推奨する人も危ないなと思っている。
在日コリアン率が高い大阪で、外国人投票権が欲しいという人たちに対して松井氏が言った言葉が話題になった。
というものだった。
わたしは驚いて、以下の様なつぶやきをした。
詳しくはこちら
『この動画は前後が切り取られたものだから、この発言に至った経緯を知るべきだ』
と指摘されたので、この前段階も見てみた。
しかし、未だ発言には賛同できなかった。
上記の松井氏の発言の前に記者が
と食い下がらないという経緯があった。
そこで、松井さんは要約すると、、、
いやそれは違うよ。。
税金を納めているか否かと国籍は全く関係がない話だ。日本に住む以上、日本のインフラを使用しているのだから、税金は日本人と同じ様に納めて当たり前だ。
わたしだってアメリカではアメリカ人と同じ様に課税される。
また、今は日本は国籍を取り易くなったのだから政治に参加したければ日本国籍を取れというのも一見は理にかなった意見に聞こえるかもしれないが、実はとても恐ろしい発言だと思った。
この様な場面では
と一蹴で良い話だったのだ。
更に、この発言が怖いところは、日本の帰化制度の緩さだ。
外国人が日本人になる時には日本に忠誠を誓うことをしなくても良いのだ。
松井さんが「民族の誇りと国籍は別物」という発言はこのことを暗に意味している。
アメリカではアメリカに帰化するということは、
を必ずさせられる。(アメリカには徴兵制があることも知らない人が多いのかもしれない)
もちろん建前上、その様な気持ちがなくても義務だから仕方なくする人がいることも否めないが、
厳粛な場でその様な厳粛な宣言を、アメリカ国旗に誓って、証人者の目の前で、宣誓したか否かは精神的にも強い影響を及ぼす。
この帰化制度の危険性について、更に詳しいことに関しては以下の記事を参照してほしい。↓
永住権保持者のわたしの立場
さて、私は永住権保持者だ。
上記の市民権との大きな違いは、もうお分かりだろうが、選挙権がないことだ。
アメリカの大統領選について連日、ツイートしたり、ブログで記事を書いたりしているが、それは日本人のためにやっている。
私がどれだけどんな人を応援しようが、投票権はない。
またアメリカの永住権は一度もらったらそれで終わりでない。更新という複雑な手続きがある。その度にお金もたくさん取られる。(アメリカに住む許可を金で買っている様なものだと言えばわかりやすいだろうか)
その更新と更新の期間内に犯罪を犯していないか、ちゃんと納税の義務を果たしているか等々の厳しいチェックが入る。
指紋もとられ、顔写真もとられ、情報は隅から隅までしっかり国家に管理されている。
また一定期間、アメリカを離れることは原則、許されない。一般的には、永住権保持者が1年のうち6カ月以上を米国外で過ごす予定があれば、出国前に「Re-entry Permit(再入国許可証)」を申請しないと次にアメリカに再入国する際に別室に連れて行かれたりと色々と面倒なことになる。
また、永住権と日本語ではあたかも権利の様に訳すが、この権利はアメリカの都合で一方的に剥奪されることだって十分ある。コロナ禍とトランプ政権のチャイナへの制裁でスパイと認定された多くののチャイナ永住者の永住権は取られた。永遠に保障された身分ではないのだ。
永住権はつまり、アメリカに外国人として半永久的に住むという意思がある人に与えられる一定期間の許可の様なものだ。永住権というより、永住許可といった方が良いだろう。
その国にどれだけ長く住んでいようが、同じように税金を払おうが、ある時はその国の国民よりも圧倒的に高額の税金を払おうが(イチローの様な高額納税者であってもだ)、そんなことは関係ない。
そこを崩したら国家や国境の概念がなくなってしまう。
そしてここを無くそうとしたいのがグローバリストであることも覚えておかなくてはならない。
とてつもなく大きな混乱をきたすことはEUの崩壊を見たら分かる。
日本はいつも周回遅れのことをしている。
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