チベット人の強制労働収容所の実態
チャイナの強制労働に関する新たな記事が出た。
この記事によると、
ウイグル地区で行われているような職業訓練と名を借りた強制収容が何十万人にも及ぶチベット人にも行われているということが明らかにされた。
チャイナ政府は、今やかなり大がかりで、しかも強制力をもって職業トレーニングと称するプログラムをチベットで行っているという新たな証拠がドイツ人の学者によって紹介された。
今年の7か月間だけで、50万人以上にも及ぶチベットの地方の労働者を、最近、建てられた軍事的なトレーニングセンターに押し込めているという。
これらの証拠はドイツの人類学者のDR.ZENZによって集められたのだが、この研究者によると、この収容所では、チャイナ共産党の洗脳や酷い拷問も行われているという。
この機関は農民や遊牧民に対して中央集権的でしかも”軍事的””な職業訓練を強制している。
チャイナ共産党によると、この収容所の目的は
チベット人の後進的な考え方を改変することで、”仕事に対する規律と法律と中国語の訓練
だそうだ。
チャイナは、何百万人ものウイグル人に行われている強制収容と、香港の民主主義運動に対する弾圧が世界から批判されているが、これらの新たな証拠はチャイナの人権問題に対して、さらなる圧力になるだろう。
しかし、弾圧の手は緩めていない。
火曜日には習近平に批判的な人で超有名だったRen Zhiqiang氏が18年の禁固刑に処された。
一応、賄賂を受け取ったという罪状だが、この逮捕はZhiqiang氏がコロナウイルス禍に対する彼の見解を書いたかなり批判的な論文で習近平を”ピエロ”と揶揄した数か月後に起こったから、本当に逮捕の理由は想像に易い。
Zhiqiang氏はかなり成功したビジネスマンで知る人ぞ知る著名な人なので、チャイナでもあの人は逮捕されることはないだろうと思われていた。
しかし、この彼も逮捕され、18年の禁固刑になった。
この著名で地位も高い人の逮捕は、
われわれ(習近平政権)に対する異論は絶対に許さないぞ!
というチャイナ共産党の強いメッセージと見て取れる。
世界は反中へ舵切:名指しで批判される日本はどうする?
アメリカのトランプ政権が名指しでチャイナ共産党の人権弾圧を批判し始め、
アメリカはこれを絶対に許さないとう強い姿勢を見せ続けているので、今まで媚中だった国々もアメリカ側について批判するようになってきた。
しかし、日本はどうだろうか。
菅政権という新たな政権が誕生したが、自民党の大ボスである二階幹事長は、石破茂氏の政治資金集めでのパーティーの場で
『落ち着いたら、平和的な雰囲気で習近平氏を国賓としてお迎えしたい』
とスピーチしていたという。
何という事か。
この二階幹事長は今井前首相補佐官と共に、アメリカのCSISのレポ―ト(【China’s Influence in Japan 】2020 7.3付)において、名指しで
『安倍政権の対中政策を親中方向に導く存在の媚中派』
と批判されていることを忘れてはならない。
このレポートでは更に、公明党、創価学会、外務省のチャイナスクール等も名指しで批判された。
トランプ政権からは排除するべき存在として指摘を受けているのだ。
これは日本では報道されていないが、実は物凄いことなのだ。ここまではっきりと公の文書で媚中政治家が批判されることはまずない。
これから11月に向けて、選挙戦が苛烈を極めていく。
トランプが無事に再選されたら、世界の流れは更に反中へと舵を切り始めるだろう。
そして、その流れに逆らうようなことをする日本への圧力は更に強まっていくだろう。
日本はチャイナと泥船に乗り続けるべきでない。