もくじ
新型ウイルス(COVID-19)
中国の武漢市から発生した新型コロナウイルス(COVID-19)
世界的に感染者が拡大し続ける中、新型でただちに使える既存のワクチンがないということもあり、不安がどんどんと広がる続ける。
株式もリーマンショック以来の下落かと言われるほどだ。
メディアはとにかく煽り報道をするので、テレビだけを見ている人は不安になり、無駄なストレスだけが溜まっていっていくかもしれないが、コロナウイルスは感染力という意味では通年のインフルエンザとそう変わらないということを明記しておきたい。
しかし、感染していても無症状の期間が長いことから、 無自覚のまま感染している状態があり、知らずに人に感染させてしまっていることが大きな違いだ。
つまり感染しない様に、また感染させないように気を付けることが一番大事だということだ。
ウイルスの特徴
厚生労働省が身の回りの消毒の方法について新しい情報を開示した。
ウイルスの特徴は物の表面に残ること
1-2メートル飛ぶ間に死滅するので空気感染の確率は低い。
分かりやすく言えば、感染者が飲んだコーヒーカップの柄を他の人が触ると、その人の手に感染者のウイルスがつくということ。
消毒に有効:次亜塩素酸ナトリウム
消毒方法は通常の石鹸による手洗いもそうだが、もっと有効なのが
次亜塩素酸ナトリウムだという。
まずその特徴として、ウイルスはまず自らが増殖できる環境を探そうとする。空気中に浮遊して増殖はできないので一番増殖しやすい人体に付着しようとする。
空気感染が少ないのはその理由になる。
またウイルスは人間の手につきやすく、(人間は手で色々なものを触るので自然なこと)一度つくとしがみついている。(ウイルスの周りのあのトゲトゲはしがみつくためのもの)
だから一番有効な方法はウイルスを殺してからとることだ。
死んでしまえばしがみつけなくなるので水に流すだけで取れるからだ。
実は一番簡単な方法は次亜塩素酸ソーダを直接、体にかけられるものらしいが、このコロナの騒動で売れすぎては生産が追い付いておらず市場にはないという。
(ちなみに次亜塩素酸、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸ソーダと名前は色々あるが今回のようなウイルス殺菌という点から見ての殺菌能力は同じ物でどれでもよい)
だからコロナ騒動が収束した後にまた市場に出回る様になったら、他のどんなウイルスにも効用があるのだから備えとして買っておいた方がいいだろう。
しかし朗報
この製品がないから、では何もできないのかということではない。
消毒剤の有効な使い方
日本ではお馴染みの花王のキッチンハイターやハイターというような家庭用塩素系(次亜塩素酸ソーダを含んでいる 漂白剤)を100倍以上に薄めて使えばよい (家庭用は5%に希釈されている) 。
アメリカの商品なら家庭用ブリーチやClorox。
Concentrated Clorox HE Regular Bleach, 121 Oz. (Pack of 1)
希釈したものをスプレーボトルに入れて、身の回りの物の消毒に使うと効果的だという。
気を付けないといけないのは、
スプレーするだけで満足しないこと
テーブルを消毒する時を例にあげよう。
スプレーの場合は点々と消毒剤がテーブルにつくことになる。そのままにしているとその点々の間のウイルスは生息し続けることになる。
だから
スプレー後にまんべんなく隙間がないように拭くことが重要になる。
消毒用アルコール(エチルアルコール)を使う場合も同じだ。スプレーはスプレーしたあとにまんべんなく吹くこと。
最近はスーパーや病院の入り口やなどでも置いてある手用のアルコール消毒剤も同じことで、手にかけてもみこむこと。
マスクについて
マスクはつけていれば感染を防げるというわけではないことは、市販のものよりもずっと高価で効果的であるはずのマスクをつけているお医者さんでさえ、感染を防げていないことからも分かる。
しかし、混雑した場所(電車、駅、会場など)に行く人はつけていないよりはつけている方が良いだろうし、お互いに気を付けようという合図にもなる。
転売などの悪質な業者も跋扈したり、大量に買い占める人がいるせいで、薬局でもマスクが売れ切れてパニックになる人も多いだろうが、そこまで神経質にならない方がよい。
マスクは一回ずつ使い捨てでなく、一つのものを何回でも使用できる。表面をアルコールスプレーをすれば同じものを三日以上使えるのだ。洗えるものなら何回でも使用できる。
一番の効果は咳やくしゃみ、つばなどが飛散されないことにある。また一番の感染源である手で口や鼻を触ってしまうのを防ぐ効果が大きい。
だからマスクが売っていないからパニックになるのではなく、なければハンカチマスクでも代用できるということを知っているだけでもストレスが軽減できる。
帰宅後の洋服
またウイルスは放射能と同じで洋服につくので、特に人混みにもまれた日で「今日はちょっとやばいかな」と思うのであればその上着を服は玄関にかけておくことを勧める。
このように自分の身は自分の身で守るということで、予防は大事だが、不安を身にまとうのは逆効果になる。
過度なストレスで逆に病気になってしまっては元も子もない。
いつでもできる予防法
風邪、インフルエンザ、このような新型ウイルスでもわれわれが出来ることは基本的に同じだ。
1.流行中はなるべく人込みを避ける(接触)
2.たくさんの人が使用する物の消毒をする(次亜塩素酸)
3.手洗い、うがいをまめにする
4.自分があやしいと思ったら人に感染させない努力をする
5.せき、くしゃみをする時はティッシュにして、それを直ちにゴミに捨てる
6.汚い手で目や口を触らない様にする
7.睡眠、栄養をしっかり取る
悲しいことに、こういう不安を誘う病気が流行るとすぐに学校内、会社内での犯人捜しや人種差別というようなことも同時に発生する。
そういうことに神経を使うよりも、とにかく自分と家族が感染しないようにお互いが努力して、感染を広げない努力をコミュニティレベルで皆が協力しながらすることが結局は一番、効果的だと思う。
このコロナウイルスだけでなく、皆さんも正しい知識を身に着けて、普段からの予防により、感染フリーな快適な生活を続けられることを心より祈っています。
新字体・現代仮名遣い版 世紀の遺書 愛しき人へ/ハ-ト出版/巣鴨遺書編纂会