日本国民にとっても、世界の人々にとっても大変ショッキングな事件が起こってしまった。
日中、あんなに人だかりがある場所で、あんなに堂々と起こってしまった痛ましい事件。
こちらの夜中にニュース速報が入ったのだが、ショックで夜もぐっすり眠れなかった。
朝早く目覚めたが、続報をチェックするのをためらった。
電話を開くか開くまいかを迷いながら散歩した。
結局、気になって開いたが、見たくなかったニュースに溢れかえっていた。
。。。。。。。。。。。。。
自分の心を整理する言葉が見つからなかった。
その日はずっと心がどんよりとしていた。
こんなことが起こってしまうような日本はこれから一体どうなっていくのか。。
その日にアメリカの友人からメッセージが届いた。
それまで涙は出ていなかったが、そのメッセージを見た途端に涙が溢れた。
『安倍元首相が殺害されたという日本のニュースを見ました。私たちはショックでぞっとしました。この国では当たり前のニュースですが、平和で文化的な日本ではありえないことです。あなたの愛する日本、あなたの故郷についてこのような悲しいニュースを聞いて、安倍晋三首相のご家族、そして日本国民に強い哀悼の気持ちを感じています。私たちの国際社会にとって、また一つ悲しいことが起こりました。』
そうだ。起こったのはアメリカじゃない。。私の愛する日本で起こったことだったのだ。。
安倍総理がどれだけ他の国々の政治家からの人望が厚かったのかというのは、世界の迅速な反応を見たら明らかだった。
世界の誰よりも真っ先にメッセージを出したのはロシアだった。
ロシアのペスコフ大統領報道官は安倍総理を「真の愛国者だった」と評して、哀悼の意を示した。プーチン露大統領も安倍氏の関係者に弔電を送った。
死後なお安倍総理を貶めようとする品性下劣を極める日本の地上波テレビよりはプーチン氏のメッセージの方がずっと常識的なものであったという恥を晒していた。
また安倍総理を「SHINZO」とファーストネームで呼んで慕うトランプ大統領も自分のラリーにおいてスピーチをし、悲しみを共有した。
『(Shinzoの)暗殺は遺憾極まる非道な行為であるだけでなく、全世界にとって壊滅的な損失です。彼がいないことを今後もとても寂しく思うでしょう。』
いつもは力強いトランプさんだが、このスピーチ中には泣きそうで、とても弱々しく見えるのがまた辛かった。
『Shinzoは日本を愛し、大切にする人物だった。彼がいかに偉大な政治家であったか殆どの人が知らないけれど、歴史が歴史が教えてくれるだろう。彼のような人はもう二度と現れないだろう。(彼は)唯一無二の結び役ができる人物だった。』
トランプ氏が再び大統領になり、安倍氏が再び総理になることがもしあれば、またお二人が一緒に手を取る姿を見られるかもしれないと思っていたが、こんなに突然、完全に叶わぬ夢になるとは、、
メラニア夫人からのお言葉。
『日本からのやりきれないニュースに深く悲しんでおります。安倍元総理は偉大なリーダーであり、米国の真の友人でした。この大変な時に、安倍元総理の素晴らしい奥様のことを思って思っております。』
インドは安倍総理に最も深い尊敬の念を表すため、2022年7月9日には国家をあげて喪に服してくださった。
ブラジルでは君が代が流された。
さて、世界では即座に以下のような対応がされた。
アメリカ:大統領官邸半旗
イギリス:女王陛下から天皇陛下に弔意
インド: 政府庁舎に半旗
ブラジル 3日間服喪
台湾:弔意を電光メッセージで表示
ロシア:大統領から弔電
韓国:大統領が夫人に弔電
中共:国家主席が首相に弔電
国連:15カ国代表が黙祷
日本:モリカケが〜、桜が~
日本だけでなく世界中の人がこれだけ注目し、深く悲しむ日本の総理は本当に珍しいと思う。
ツイッターを見ていても、献花に訪れる長蛇の列に並ぶ多くが若者層だということで政治無関心層にも広く好意を持たれていたんだなと改めて感じている。
だから、その民意と真逆に突っ走るメディアや半旗さえも渋る日本国政府の遅い対応が本当に異様に際だって見える。
安倍総理にまつわるエピソードがネットでは溢れていて、全ては拾い切れないが、麻生太郎さんと妻の昭恵さんの言葉が特に心に響いたのでご紹介して今日は終わろうと思う。
麻生太郎氏:
『あんたが私の弔辞を読むことになっていたんじゃないのか。。』
昭恵夫人:
『政治家としてやり残したことはたくさんあったと思うが、種をいっぱいまいているので、それが芽吹くことでしょう』(出棺前数分間、頬ずりして最後のお別れ)
安倍晋三という政治家がバッシングを受け続けていた事も、今もなお受け続けている事も知っている。政治家であればある意味、宿命なのもしれない。安倍総理は強かった。
しかし昭恵夫人が突然こんなに悲しむ事になった事実が同性としても心が張り裂けんばかりの思いになる。
しかし、この昭恵夫人の言葉は今の悲しみにくれる日本国民にとって心の糧になると思う。
安倍総理が撒いた種が芽ぶくかどうかは残された我々にかかっている。
生前は安倍政権の政治を批判していたこともあるし、これからも誰か一人を盲信することはしない。
しかし、良い種が芽吹きそうならば一生懸命、水やりをしていきたいと思っている。
悲嘆することばかりが続きますが、めげずに頑張りましょう。
日本はそれだけ護る価値がある国です。