医学部の大学受験における不公平さが物凄い勢いでメディアに大バッシングされていたことをご記憶の人も多いだろう。
医学部関係者の子息にげたを履かせたり、男子学生を優先して取るというものだった。
しかし、センター試験をハングルや中国語で受験できるという優遇措置については、大手メディアが日本人受験生に差別的だとバッシングしているのを見たことも聞いたこともない。
もくじ
平均点に圧倒的な差がつく外国語試験
それもそのはず、日本にはセンター試験の外国語試験をハングルや中国語で受けることができる措置があることさえ知らない日本人が多いからだ。その他外国語の選択もあるがハングルの圧倒的な需要に比べてたら取るに足らない。
このことで平均点にはなんと40点もの差がつくという。しかも、そのことで得点調整も全く行われないという。
これこそ正に不公平な入試制度なのではないか。
日本人が外国語である英語の試験を受けなければならない時に、いわば母国語で試験を受けていることになるのだから。
センター試験問題評価委員会報告書
実際にセンター試験問題評価委員会報告書には以下のような声が挙げられている。
受験者の点数が極めて高得点に分布している主たる原因は、問題が易しすぎるためではなく、受験者の属性、すなわち受験者の大半が「純粋に高等学校で韓国語を学習した」者ではなく、韓国語母語話者や帰国生若しくは民族学校で韓国語を習得した 者であり、極めて韓国語能力の高い者であることにあると考えられるので、高等学校教科担当教員 からの批判は、至極当然と言わざるを得ず、平均点の不均衡を是正する方向で作題しようとしてき た従来の本部会の方針は、根本的に再考する必要があろう。出典試験問題評価委員会報告書
つまり、センター試験の外国語試験を、その言語をいわば母国語として学んできた学生が受けられるという優遇措置になっていると報告があがっているのだ。
これは外国語として試験を受験しなければならない日本人受験生全員にとってとても不利な入試制度になっているということだ。
このことはメディアが取り上げないので知らない人の方が多いだろう。実際、私も平均点にそこまでの差がつくことは知らなかった。
受験生を持つ親御さんや教師、教育関係者がもっと是正の声をあげなければならないと思う。
こんな事を許していたら次は大学でハングルや中国語で授業を受けさせないと不公平だと要求され、そうなって行く未来が来るのではと危惧している。
さて、センター試験は2020年の1月をもって廃止となり、名前を大学入学共通テストと変更になった。新しいテストになって、この外国語試験の状況がどうなるのかまた注視していきたいところだ。
まるでチャイナの高校?!
実は大学だけではない。
生徒の9割が中国人で、校長は挨拶を中国語で行い、中国の国歌が歌われる高校が日本にあるという。また外国人留学生(多くはチャイナ系)は大学でも目を疑うような優遇を受けている。
詳しくは別記事を参照してみて欲しい。↓↓↓