ウイルスよりも怖いものとは?人々は催眠から目覚めることができるのか

グローバリズム
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世界中で全体主義が着々と、そして驚く速さで進んでいることに対する危惧と警鐘は何度も何度も発信してきたが、その様な怖い世の中に屈するのは嫌だと思っている人達にとって、今、とても重要なインタビュー動画に出会った。

内容は私がこの2年間で思っていたこととや心配してきたことと重複する部分がとても多かった。インタビュー自体は1時間以上で長い(全て見たい方は以下⬇️を参照)ので、重要だと思った箇所を抜き出してまとめておこうと思う。

心理学教授 DR.Matthias Desmet教授のインタビュー動画
「なぜいまだに多くの人がコロナ物語を信じてしまっているのか?」
https://odysee.com/@pandemicpodcast:c/compliance:2

羊になってしまう4条件

個人がそれぞれの価値で生きているはずの大衆が、共通の群衆心理へと導かれてしまうには、その前に大衆が以下の4条件を満たしている必要がある。

1)社会的絆が希薄であること
2)生きていることの意味を見いだせていないこと
3)生活に漠然とした不安感があること
4)社会に漠然とした不満や向かう先のない攻撃性を持っていること

教授はコロナ物語発生前の現代社会はその状態だったを満たしていたという。

上記の4条件が成立している大衆に対して、以下の戦略を行う。

1・不安の対象であるウイルスを与える。
2・次にその対象への対応として感染症対策を講じる
3・コロナ物語を、繰り返しマスメディア等を通じて大衆に語りかけ続ける

4・大衆は群集心理状態へと導かれていく

新しい団結感に精神がハイになる

羊の群れのように、群集心理状態となった大衆は、団結して対応戦略を遂行しようとし、それに対して犠牲を払うこともいとわないという心理状態になる。

その団結感が、以前に欠如していた社会的絆を生み、生きている意味を人に与える作用をもたらす。もともと孤立感がありネガティブな精神状態だったところから、新しい社会的絆に対してとても強いハイな精神状態へと変化し、それが社会的絆への精神的中毒状態になってしまう。

この精神的中毒状態が、どんなに馬鹿げている(道理が通らない)コロナ物語を与えられても、群衆が支持し続ける理由だという。その状態が精神的に気持ちいいからだ。

そして、物語に合理性は求められない。むしろより馬鹿げている方が社会的絆を確認する「儀式」のようなものとして機能するという。

群集心理状態となった大衆は、物語の対象となっている非常に狭い範囲のこと(今ではコロナというウイルス)のみにしか、認知的にも感情的にも反応しなくなっていく。

合理性が見えない麻痺状態になった精神

だから、他のウイルスよりも重要なことで問題や痛みが起きても気づかなくなるか、気づいてもあまり気にしなきい状態になっている。(麻痺状態になっている)

また、群集心理状態になると、個人の自由よりも集団を優先させ、進んで自己犠牲を払うようになるという心理傾向がある。

例えば、スターリンは、自らの共産党メンバーの50%を粛清・殺害したが、驚くべきことに、その粛清された共産党メンバーは反対や抗議をすることなく、集団のために粛清を受け入れた過去がある。

群集心理状態にいる人々は、危機管理モードに入っていて、心理的に生きる目的・意味を見出した状態である。

群集心理を利用する

政治家は群集心理に合わせると支持率が高くなり、例えより合理的な政策でも群集心理にそぐわないものを取ると支持率が下がると理解しているので、群集心理や団結をより強める方向、つまりそれを煽る方向に行動していく。

群衆には今の状態が前の状態よりも気持ち良いので、群集心理から目を覚ましてもらう時に、「前の状態(コロナ以前の状態)に戻ろう!」と呼びかけても効果がないどころか、やり方を間違えたら逆効果になることもある。

だから、前の状態ではない、よりよい状態に変化するということを呼びかけなければいけない。

反対意見に不寛容になる精神状態

群集心理のもう一つの特徴は、異なる意見に対して、かなり不寛容となること。だから物語にそぐわないことを言う人は、侮辱され非難され変人扱いされるようになる。

群集心理下に置かれた状態では、正・善・得 などの価値基準よりも、集団の団結を守ることが最優先事項となるからだそうだ。団結さえ守れれば何でもよいという状態。

群集心理および全体主義が存在し続けるには、敵(不安の対象)を必要とするという。

敵(不安の対象)がいなくなると、群衆は目を覚まし、払った膨大な損害に気づき、リーダーを殺害するに至るからだ。(歴史を見れば明らか)

だからリーダーは群衆が目を覚まさないように、敵(不安の対象)を残すように動いている。

訴え続けることの必要性:古典的な独裁体制と今の全体主義との違い

古典的な独裁体制は、大衆を怖がらせるだけで、反対がなければリーダーは大衆に優しくなる傾向があった。

一方、全体主義は大衆が洗脳された群衆化状態であり、反対がなくなると暴走が加速し最も残虐な行いをするようになる1930年代のソ連、1935年のナチスがその状態だった。

これを避けるためには、とにかく公の場で合理的な反対意見を発信し続けなければいけない無力と感じてもそうしなければいけない。なぜなら、反対意見がなくなると、洗脳は加速し、群衆は残虐な行為を行うようになるからだ。

洗脳を遅らせる方法

合理的な反対意見で目を覚ます人が多く出てくることは期待できないが、洗脳が進むことを止めることはできる。

大衆は、以下3つのグループに分類される。

30%:催眠術にかけられ洗脳された人々
40%:あまり考えずに世論・多数派・群衆にただついていく人々
30%:催眠術にかからず、異なる意見を述べ、何かをしようとする人々

3つ目のグループは、あらゆる政治的信条、社会経済階級、人種が含まれる多種多様なグループ。このグループの共通項・傾向はわかっていない。

なお、普通の感覚と異なり、教育レベルが高いと群集心理に飲まれ洗脳されやすくなる傾向が高いという。

この一見バラバラな3つ目のグループがまとまって一つの勢力となれると、群集心理を止められる可能性がある。

全体主義に勝つにはどうしたらよい?

終わりの方で、インタビュアーが良い質問をしてくれた。

Q:僕の合理的な意見を周りは聞いてくれない。群衆心理の人の目を覚ますのによい方法はないでしょうか?

A:(教授)新しい不安の対象を提示するのが効果的です。全体主義となることの恐ろしさを提示し、コロナよりも全体主義の方が怖いと思える人は目を覚ましやすくなるから。そして洗脳状態からとけたら、合理的な意見を聞いてもらえるようになります。

Q:オーストラリアなどで起こっている狂気な事態が「自国では起きない」と楽観的な人が多い。世界に着々と広がっているのになぜこう思ってしまうのでしょうか?

A:(教授)これも群集心理に飲まれ、認知的・感情的に一つのことしか考えられず、それ以外のことは存在しないも同然になってしまうことから来ている。だから、群集心理から目覚められないと気づけないのだろう。

Q:今の世界のおかしな動きは今後どのようになっていくのか?

A:(教授)残念ながら、ある種の新しい全体主義に社会が陥ってしまうのは避けられない可能性が高いと見ています。なぜなら20世紀前半の全体主義と異なるのは、世界規模で起きるという点、そして外に敵(不安の対象)がいないが内に敵(不安の対象)がいるという点です

全体主義は敵(不安の対象)を必要とするので、敵が消えてしまうと崩壊します。だから、内の敵を消すことはしないが、疎外し、社会の主流からはじき出そうとするでしょう。

だから、ワクワク未接種者が、内の敵(不安の対象)として扱われているのでしょう。

ワクワクが感染を防げないことは科学的な事実なのに、群集心理洗脳下や全体主義支配下では科学的な正しさなどどうでもよいことになってしまうのです。

物語で大事なことは、不安の対象(コロナ)に向けた群衆の団結を強められるかどうかだけなのです。だからむしろ馬鹿げている話の方が、団結を強める「儀式」として機能しているのはそういうわけです。

Q:洗脳されていない30%の人はどうしていくべきでしょうか?

A : (教授)現実的な戦略は以下の2つです。

1・合理的な反対意見を公の場で言い続ける
2・全体主義に飲まれずに2−3年は生き残ろうとする意思を持つ


全体主義を打ち負かそうとする必要はないです。全体主義は必ず自壊しますから。

そして、崩壊後に飲まれなかった人々が社会を再建する重要な役割を担っていくのです。

Q:今の全体主義はどこまで進んでいて、いつ崩壊するのでしょうか?

A:今回の全体主義は、20世紀前半のよりも短い期間で自壊すると見ています。なぜなら、今回はワクワクを人体に侵入させてしまっているからです。群集心理下で進めるこのワクワクキャンペーンは、医療だけでなく、あらゆる分野における歴史上最も壮絶な惨事になる可能性が高いでしょう。

見終わった後の感想

コロナ物語から始まり、BLM運動、LBGT運動、アメリカ大統領選問題、ワクワク問題、対中政策などなど、様々な問題に対峙していた約2年の間、攻撃が増え、辛い思いをしながらもそれでも数々の発信を続けてきた。

それでも、一向に思う通りに社会が進まないことに苛立ちを感じ、私のやっていることに何か意味があるのか?と自問自答する日が増えていた。

しかし、この様なインタビューを見ると、おかしいと訴え続けることに意義があると再認識できた。

大衆を一気にたくさん救おうとする必要はないという。

最悪、残った者が新しいより良い社会を作れば良いという少し明るい見解を見た気がする。

この教授が言う様に、今の全体主義の流れが早くに自壊するかどうか、私は正直、確信がない。

自壊するにはもっとたくさんの犠牲が増える必要があるのかもしれない。

私を頭のおかしい人だと罵る人達はたくさんいるが、実はそういう人達が狂気の精神状態にいることに気づけていないというのは、悲しいことだ。

自分たちが全体主義の小間使いにされているというのに。そして教授は全体主義の怖いところは、お上に忠実であってもなくても、最後には粛清される対象になるところだという。

大統領選から明確になった、反対意見を無理やり封じ込める言論封殺は、この心理学の教授が言っている全体主義は【反対意見をなくすことが目的】という主旨にかなっており、世の中を見渡せば、その様な兆候はすでに怖いくらいにあちらこちらに現れている。

ワク未接種者を憎む敵に仕立て上げ、強制キャンプのような収容所に入れることを許している。スーパーで買い物をできなくし、公共施設には一切の出入りを禁じ、家から出ることさえも許さない社会を許している。子供たちにまで魔の手をしのばせ、学校に行けなくする社会を許している。

そしてワクをすることは愛国心を示すことであり、自分が属する集団への奉仕行為であるという美辞麗句を並べ、打つだけでまるで社会貢献をしているという社会帰属意識への助長につなげている。

私がこの様な主張をすることで【反ワクの陰謀論者】と無駄なレッテルを貼る人にたくさん攻撃されてきたが、私が今まで一貫して言ってきているのは、打ちたい人は打てば良いということだった。家族以外で打ちたい人を止めたことは一度もない。

しかし、打たない人や打てない人を差別する今の様な全体主義の社会になることだけは絶対に反対だということだった。

しかし私がどれだけ反対してもこの大きな流れはそう簡単に変わらないだろうと思う。変えるにはもっともっとたくさんの人の意思が必要だ。

しかし、言い続けることに意味があると分かったので、くじけず自分が合理的であると思ったことを言い続けていこうと思う。

【今回は『ウイルスよりも怖いものとは?人々は催眠から目覚めることができるのか』について語っていきました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。沢山の方にシェアしたり、活動へのサポートを頂けたら励みになります!】

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