子供が初めてアメリカの運面免許を取得した日とその後。

アメリカ生活お役立ち
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育ててきた自分の子供が

「一人で車を運転する許可を政府から得る」

というのは結構、親としては感慨深いことである。

もちろんその反面、交通事故などの新たな心配事が増えるのだが。。

アメリカの運転免許(日本との違い)

16歳から免許を取れる

アメリカでは16歳から取ることができる。

「若すぎる!!」と日本人感覚の私は思うのだが、ある少数の一定地域を除いては車に頼らなければどこにも行けないお国柄だから仕方がないといえば仕方がない。

また年齢の低さもあって、高校の授業の一環で運転免許のペーパー試験を取れるシステムがあるので親としては助かる。

仮免許は15歳から

15歳になれば「運転免許を有する人」が助手席に座っているという条件付きで「仮免許」で運転できるようになるので、実際に免許を取得する前に一年間の練習期間がある。

ということで15歳になった途端に車を運転したがるようになった息子。

私も

「おい、危ない!」「もっとゆっくり右折しろ!」

なんて文句言いながら助手席に乗っていた。

運転免許を取りに行った日のこと

息子は16歳になったその日に

「今日、免許を取りに行きたい」

と言い出した。

「おい、急だな!」

さすがにその日はわたしの都合が合わなかったが、それからすぐに連れて行くことになった。

そして、わたし自身の免許の更新の必要も迫っていたのでついでにやることにした。

運転免許取得場所に行くのが億劫な理由

実は、運転免許系の場所に行くのにわたしは億劫だった。

それには理由がある。

運転免許関係手続きはアポイントを取れない。

つまり早く行った人から列をなしていく。

8時からドアが開くということならこの何十分も前からドアの前(つまり外で)で待ち始める。

運転免許取得当日の様子

わたしたちも結構、早めに家を出たと思ったが、私たちが着いた時にはすでに駐車場のところまでに続く長い列になっていた。

定時になってドアが開いた。

少しずつ列が短くなっていき、ようやくわたしたちの番になった。

まず写真を取られた。

そして流れ作業のように次の人の所に行き、「何のために来たのか」と聞かれた。

「免許取得」と「免許更新」

そしてその手続きが終わったら番号を渡されて

「はい。あちらで待っていてね」

ここからが長かった。。。

とりあえず椅子には座れたが後から来た人は座れない人もいたくらい混んで来た。

息子と高校で同じ様に16歳になってすぐに取りに来ているような子もちらほらいたし、大人からおじいちゃん、おばあちゃんまで様々な人でごった返していた。

取り敢えずいつ呼ばれるかもよくわからないまま時間潰し。

しばらくしたら隣に座ったおばあちゃん、おじいちゃん夫婦がおしゃべりな人(もちろんスマホなんか持ってない)だったのでその人と会話を始めた。

その人達は免許更新できていた。

心の声(こんなにおばあちゃんになっても運転するんだなあ)

息子が初めて免許を取るということで息子にも

「そんなに緊張しなくて大丈夫よ」

なんて声をかけてくれる優しいおばあちゃん♪

そこで働いている人が前を通る度に「あ、あの人はけっこういい人よ」「ん?あの人は見たことないわね」なんてそこに何回も来ているのだろう。けっこう詳しくて面白かった。

そんなこんなで時間を潰していたら一時間くらいしたらやっと番号を呼ばれた。

そしてそこでは書類を出して、お金を払った。

そしてわたしはそこで終わった。

簡単な運転試験

息子はまたしばらく待って、運転試験を受ける順番を待った。

やっと呼ばれてどこかに連れて行かれた。

横のおばあちゃんによると「ああ、あの人は良い人よ。大丈夫、大丈夫」ということだったので、安心して待っていた。

結構、あっという間に帰ってきて。「合格」ということだった。

運転試験は普通にその辺の公道を走って、ぐるっと周って終わりというとても簡単なものだったらしい。

わたしは日本でも運転免許を取ったことがあるので、その違いがよくわかる。

ペーパーテストのための授業もたくさん受けないといけなかったし、講習所内での運転練習の授業も長い。何より30万円くらい払った記憶があるんだが。。

まあ都会の日本を走るのだからあれくらい厳しくしておいてもらわないと危ないよなーと思うが、アメリカの運転免許がいとも簡単に取れるのもどうかと思うな~と複雑な気持ちにもなる。

だって16歳ー18歳の男なんてそもそも血気盛ん極まりない年代だ。

それに加えて最近の子はスマホ漬け。

スマホに気を取られて前を見てなくて事故を起こすなんて日常茶飯事。

もう少し厳しくしてもらってもいいんじゃないの?

と思いながらも、その日は「本当の免許証カード」が送られてくる前の白黒の紙の免許をもらって、それで終わり。

帰りも息子が運転して、そのまま昼ご飯を食べに行った。

その後、午後から学校に登校した。

免許取得後のアクシデント

これで普通なら

「免許取得おめでとう!」

となるはずだが、うちの子供にかかるとどうもそうはいかないらしい。。(とにかく問題がふりかかる星の下に生まれたようだ

わたしの更新された本免許はそれから2週間くらいで送られてきたが、息子のは一か月経っても二か月経ってもいっこうに送られてこない。

わたしたちの予想では送られてきたけど息子が不注意で捨てたという線で疑っていたが、自分は何も悪くない息子によると

お母さんが捨てた

ということになった。(なぜかまた私のせいのされた。。)

いずれにせよ「仮本免許が切れる前にまた送ってもらわないとよー」という親の注意も無視し続けていた息子。

「ほんまに早くしないとやばいよっ!!」(怒)

やっと電話して、また余分にお金を払って再発行してもらって、やっと

本免許が届きました~~~!!!

何もかも一筋縄でいかない男だ。

一か月で二回も事故る

いや、それで終わりでなかった。それからも大変。

免許を取って一人で運転し始めてから一か月以内に2回もぶつけて(一回目はガードレールで二回目は大木に)誕生日にもらった車の前も後ろもぼこぼこになっております。。。

小さい頃から仲の良い息子をよく知る友達の親にも

「木はよけてくれないからね~!!www」

なんてからかわれる始末。

とりあえずにぶつけないで、とにかく安全運転して欲しいと心から願ってやまない日々であります。

今回は『子供が初めてアメリカの運面免許を取得した日とその後。』について書きました。

何かの参考になれば、、

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